ターンオーバーを組める理由

 先日の名古屋戦でも巻ではなくレイナウドをスタメンで起用し、ミシェウも復帰し、新居を“温存”でき…と、スタメンの入れ替えが可能になってきました。
 これぞ夢にまで見たターンオーバー(笑)
 オシム監督の頃も戦力はあったけれど、スタメンを固定する監督だったのでここまで入れ替えることはあまりしませんでした。
(そして、オシム監督の方が戦術が複雑…というか特殊だったというのも大きなポイントだったと思う。)



 例えばセンターフォワードは巻とレイナ。
 レイナはミシェウに刺激を受けたのか、守備でも頑張るようになりましたね。
 今シーズン前半は運動量も守備への参加も少なく「去年は出来ないなりに頑張っていたのに悪くなったなぁ」と思っていたのですが、ようやく復活したように思います。


 センターフォワードの相方にはミシェウ、深井、新居。
 サイドハーフには谷澤、深井、工藤、根本。
 ボランチには下村、戸田、工藤、斉藤。
 DFラインにはレギュラー4人に加えて、CBとSBもこなす早川(ここはちょっと層が薄いけど中島もいる)。
 GKも岡本、立石だけでなく櫛野が復帰。


 ミラー監督になってそれぞれのポジションに約束事がしっかり形作られたおかげで、多少メンバーが代わっても戦えるチームになってくれました。





 それとターンオーバーが出来るようになった理由として欠かせないのは、やはり臨時補強でしょう。
 戸田、根本、ミシェウ、深井、早川…。
 今期途中から加入してくれた選手達によって選手層が厚くなり、今までいた選手達にとってもいい刺激になっていると思います。
(そしてそれらの臨時補強がぴったりチームにフィットしたのも、ミラー監督がしっかりとした戦術のベースを作り上げたことで補強ポイントがより明確になったことが大きな理由だと思います。)



 それを金銭的にサポートしてくれたのが、JR東日本ではないかと思います。
 シーズン途中に、JR関連の企業が一気に8社もスポンサーになってくれたことがありましたね。
 あれはたぶんこの臨時補強のための資金だったのではないかと。






 ありがたい話し…とはいえ本気になってくれたJR東日本のためにも、ジェフとしてはJ1に残留してその考えが冷めてしまわないようにしたいところです。
 それとともに、来期この臨時補強のレンタル選手達がジェフに残ってもらうためにも、J1に残りたいですね。


 J2に降格すればスポンサー(親会社)から見ても選手から見ても、クラブとしての魅力はある程度落ちることを覚悟しなければいけないでしょう。
 それを防ぐためにも、頑張らなければいけません。