日刊「オシム氏リハビリで左腕動いた」

 ちょ…日刊は私を潰す気か(違う)。



 右麻痺か左麻痺かは単純に自分の勘違いでした。申し訳ないです。
 しかし、右麻痺か左麻痺かで脳のどの位置に梗塞ができたからわかるから(梗塞が出来た逆側に身体の麻痺が出るらしい)、どちらに麻痺が残るかというのは非常に重要なことなんだそうで…。
 脳のどこに梗塞ができたかによって後遺症の出方が大きく違うということになるそうなので(言語障害や体の麻痺など)、そういう意味では間違ってはいけないミスでした(このあたりもその方に聞いた話しだけど)。



 ちょっとした言い訳をすると、実は数ヶ月も前に聞いた話しで。
 ここまでその話しをしてこなかったのは、いきなりそういったネガティブな「麻痺が治らない」と言う話しをするのはちょっと気が引けたから。
 でも、最近は他チームなどでもちらほらとイビチャ監督の話しを聞くようになったし、JFAも会長が変わっていつ何が動くかわからないし、そろそろ良いかなぁ…と。
 うん、言い訳にはまったくなってないけど。





  
 でも、日刊に書いてあるような「後遺症はほぼ完治」なんてのは、まず無理だと思うんですけどね。
 このあたりは長嶋さんが出ていたNHK脳梗塞の特集でも脳梗塞のリハビリについてやっていましたが、あれだけの麻痺が残れば完治というのはそう簡単ではないはずで。
(程度の違いはあれ、ではなぜ長島さんはなかなか良くならないのか?と言うことになるんじゃないかと思うし。)
 その番組でも言われていたように、現代医学では早期リハが非常に重要だと言われているそうだし。
 早期リハで有名なのが、医療先進国であるドイツなんだそうなのだけど。



 これもどこをもって、「ほぼ完治」なのかはわかりませんけどね。
 これ以上治らないところまで来たから「完治」と表現したのかもしれないし、“ほぼ”というニュアンスも非常にあやしい。
 少しずつ指先などが動く可能性はあるという話しはちらっと聞いたことがあるけれど、1ヵ月半だけで酷かった麻痺がどこまで治るんだろうか…。
 「長期リハビリ」って書いてあるけど、1ヵ月半って長期なんだろうかね?
 気長にやらなければならないリハビリにとっては、そんなに長いとは言えないんじゃないかと思うのですが。





 もしかしたら「左腕の反応が良くなった」ということだけを聞いて、話しを大きくしただけではないかと…。
 ドクターは「完治も見えてくる」と言っているだけなのに、記事では“ほぼ完治”になっているし。
 まぁ、ある程度腕に反応が出ただけでも、初期の状態を考えれば大きな進歩なのかもしれませんけど、でもそれでは「麻痺が治った」とはいえないでしょうしね。






 ともかく、責任を持って今日にでも聞けたらもう一回聞いてみます。







 しかし、このあたりを読むと…。


帰省直後には、体調を崩したこともあった。激しいリハビリに加え、取材や関係者との面会が殺到。疲労で、脳梗塞再発の危険性も浮上した。だが取材や面会を減らし、静かな環境のリハビリセンターで合宿を開始すると、体調は一気に回復。
 復帰はまだ厳しいのかなぁと思いますよね。
 やっぱり脳梗塞の再発が一番怖いわけで…。



 サッカーファンにとって一番身近な例は、高原ですよね。
 エコノミークラス症候群の再発。
 あれと原理的には近いはずで、それをより高齢で危ない状況にあったオシム監督が引き起こしたら…。