北京オリンピック代表、メンバー発表

　ついに発表されましたね。
　秋津で練習を見たものとしては、ハズレは「1」のみ。
　練習を見ていれば、そのまんまで非常に分りやすいメンバー選考だったと思います。

　その「1」で入ったのは、もちろん香川。
　外れてしまったのは梅崎でした。

　青山直の選外も周りは騒いでますけど、予想通り。
　残念だけど、ジェフ戦でのあの内容では厳しいでしょう。
　まぁ、ツーロンの頃から外れそうな気配はあったんですけどね。

　CBの構想ははっきりしていて水本を最後の砦として、もう1人のDFが前に出てビルドアップする形。
　水本のパートナーとしてみると、青山よりも吉田や森重の方が一歩リード。
　青山は高さに特徴があるけど使うとDFラインが下がってしまう傾向にあり、その点で水本の方が優れています。
　このチームはDFラインがズルズル下がる悪癖があったので、そこを反町さんは嫌がったのではないかと思われます。

　梅崎は秋津では良くなかったのですが、こちらはツーロンでは良かったのでそのまま残るのかと思っていました。
　ジェフ戦では得意な左ハーフに入ったはずなのですが、運動量が少なくサイドラインに張り付いたままでした。
　右ハーフの岡崎が良かった分、梅崎の不調が目立った形でした。
　代わりにドリブルにキレのある香川を入れて、スーパーサブとして使おうということなんでしょうね。

　しかし、このメンバーだと右ハーフには梶山が入るんでしょう？
　ジェフ戦の前半のように梶山を右ハーフに入れてボランチ2人は守備的にし、その分内田を押し上げるという考えなのかもしれません。
　そうなってくると、内田のクロスの出来が非常に重要になりますが、うーん…。

　あるいは岡崎に大きな期待を寄せているのでしょうか。
　確かにジェフ戦では一番輝いていたし、Jリーグの試合でも調子は良さそうでした。
　この調子を維持できれば、五輪本戦でも大きな武器になるでしょう。
　岡崎を入れておけば、前線でも使えるという人数枠の少ない五輪では大きなメリットもありますしね。

　…そんな偉そうな話しをしつつも、カメルーン戦直後の予想からだと、だいぶ外してるんですけどね（笑）
　遠藤と大久保が入ると思ってたからね…。
　けど、予想に入れた青山直と水野は外れる可能性があるとは、書いていたんですけどね。
　まぁ、水野に関しては正直、黄色いフィルターがかかってましたけど。

　いや、でもそれにしたって内田、安田を予想していないのが痛いなぁ（笑）
　言い訳をすれば遠藤をボランチに入れてそこを攻撃の中心にすると思っていたから、SBは守備的な人選をするんじゃないかと思ってたんだけど、その遠藤が選べなくなりましたからね。

　まぁ、ということでOAを使えなかったため、このチームはサイドバックの攻撃参加が重要になると思います。
　だから、当然高さのある豊田も必要なってくる。
　その方が解り易いかもしれませんね。

　いかにサイドバックを押し上げて、そこをフォローするのか。
　そこからのクロスの質と、中での勝負。
　そこがこのチームのポイントになってくるのでしょう。　

　最後に選ばれなかったメンバーは、この悔しさをバネにがんばって欲しいと思います。
　でも選ばれなかったメンバーには、当然みんな課題があったと思いますよ。
　水野にせよ、青山にせよ、平山にせよ、カレンにせよ…。

　そのあたり、ちょっとファンも選手をちやほやしすぎじゃないかな。
　それ、結局選手のためにはならないですよ。