スポーツとエコとフクアリと…

 環境問題といえば、この間の中田英寿が主催したオールスターゲームの中継。
 あまりにも日テレが「省エネ、省エネ」うるさかったんで、ハーフタイムはぶちっとテレビの電源を切ってやりました(笑)
 まぁ、それだけではあまり意味もないのは分っていますけどね。





 環境問題に敏感な欧州では、「サッカーのナイトゲームを出来るだけ止めるべきじゃないか?」なんて議論もあります。
 その分、照明の使用頻度を下げようということですね。
 しかし、そこは皮肉屋の多い欧州メディア。
 「それならいっそ試合をしないほうが、環境には優しいのでは?」なんていう記事も読んだことがあります。


 F1でもいろいろ言われていますよね。
 ホンダがアースカーを走らせて環境問題への取り組みをアピールすれば、「F1に参戦するだけでどれだけCO2を排出すると思ってるんだ」なんて言われています。
 まぁ、おっしゃるとおりですけど。
 また、来年から環境問題を考えて導入が検討されているKERS(Kinetic Energy Recovery System)と言って、マシン減速時のエネルギーをバッテリーに蓄え再利用したりする技術についても、「バッテリーは使い捨てだから結局環境には優しくないんじゃない?」なんて意見もあります。
 

 個人的には欧州との時差を考えてナイトレースが増える方向にあるF1ですが、これも環境面だけを考えればマイナスだと思うのですが、あまり否定的な意見は聞かれないですね。
 ようするにエコ、エコと言っても、自分達が良ければいいんでしょうね(笑)
 





 ということで、ジェフでも発表のあった八都県市地球温暖化防止一斉行動(エコウェーブ)について。
 グリーン電力を使うそうで、こういったモノを積極的に導入しようとするJリーグの姿勢は素晴らしいと思います。


 ただ、やはり中途半端にやっても意味がないのではないかなぁ…と。
 いろいろと費用がかかるのかもしれませんけど、Jリーグとして連係して環境問題に取り組むのであれば、全チームで実施するとか助成金を出す(あるいはどこかに出してもらう)とか、もっと積極的にやるべきなんじゃないのかなぁと思ってしまいます。
 

 結局スポーツなんてものは、突き詰めていけば「やらない方が環境に優しい」ということになるのかもしれませんし、徹底的にやるのならやるで力を注いでいかないと単なるアピールだけで笑われてしまうのではないか…と。






 ちなみに、フクアリの近くには蘇我エコロジーパークが構想段階で開発されています。
 リサイクル施設や風力、太陽光などグリーン電力の提供元としても、期待されているようです。


 千葉市の5カ年計画は経済問題もあってこのエコロジーパークもどうなるかはわかりませんけど、上手くいけばフクアリとも連携して“自然に優しいスタジアム”を目差してほしいですね。
 せっかく近くに出来るんですから。
(ちなみに「千葉市 5カ年計画」で検索すると気持ち悪い…じゃなかった熱心な市民団体や議員のブログなどがわんさかと出てきます。)