雨のモナコでわかるドライバーの力量

 雨のモナコは1996年以来だとか。
 そのとき優勝したのがリジェ無限のオリビエ・パニスだっていうんだから、ずいぶん前。
 あの頃の無限の方が、ホンダの魂を感じたなぁ…って、それはどうでもいいか(笑)


 



 あのモナコでウエットコンディションということで、ドライバーの力量を見るには最高のコンディションだと思ったのですが…うーん、あまり飛び抜けた才能というのは感じなかったですね。


 ライコネンもマッサもミスが多すぎ。
 アロンソも路面コンディションが変わる度にタイヤを早めに変更して、見る分には面白かったけど、あのヘアピンでのツッコミはないでしょ。
 ロズベルクもそう。
 もうちょっと期待していたんだけど、決勝であれでは…。
 




 どうもシューマッハーの全盛期と比べると、どのドライバーもむらっ気がありすぎる。
 単独で走っているときや、相手が1人のときなんかはすごく感じても、なんらかのアクシデントで後方に落ちたりモチベーションの下がる状態になると、ミスが多いというか…。


 一言で言えば、強さを感じないんですよね。
 



 その点、ハミルトンとクビサは何か持ってるものがあるのかなぁ。
 ついでに、全然週末通して全然ダメだったのに、ポイントを獲得している中嶋一貴も。
 まぁ、彼の場合F1に乗れたところからすでに「運が良かった」わけで、そういう星の下に産まれたのかもしれないですね。
 ロズベルクがあと少しでも“強さ”を身に付けていたら、今頃ピケジュニアみたいに「遅過ぎる、交代だ」と言われていただろうし。



 それにしても、スーティルはかわいそうだった…。
 いや、かわいそうでは済まされないか、アレは。