『日本サッカーの日本化』のために
コートジボワール戦を終えての宇都宮氏のコラム。
素晴らしいことをおっしゃっていますね。
オシム監督がなぜ攻守の切り替えの早い選手や運動量豊富な選手を呼んだかというと、そこが対世界で考えて日本のストロングポイントになると思ったから。
思うに今の代表は、昨年の代表と比べて、明らかに運動量が持続する時間も出力の幅も短すぎるように思えてならない。今回のような、瞬発力と身体能力ではるかに差のある相手に対して、日本に対抗手段があるとすれば、それは持久力とプレーの正確さにほかなるまい。そしてそれは、来月のW杯3次予選でのアウエー2連戦でも、必ずや求められる時が来るはずだ。逆境に陥っても、決して走り負けない選手――それこそ、今回外れた羽生や山岸のような選手を呼び戻すことも、岡田監督は視野に入れておくべきではないだろうか。(スポナビ)
そのストロングポイントの伸ばすことで、『日本サッカーの日本化』を目差していたのでしょう。
これこそが、まさに『明確な方向性』。
頑固なオシムおじいちゃんだからこそ、出来たことだとも言えるでしょうね。
それに対して岡田監督がどういった方向性を打ち出すのか。
別にオシム監督の真似じゃなくても構わないけれど、目の前の試合に勝つためだけにチームビルディングをしていては何も生まれないわけで。
例えば香川。
岡田監督が大好きなタイプの選手であることは見ればわかるのですけど、それが日本代表や日本サッカーにどう影響するのか。
最終的に日本代表チームがどうあるべきかも踏まえて、考えていって欲しいなぁと思うのですが。
別に香川がダメとかそういう話しではないのですけど、そのあたりを今の岡田監督がどのように考えているのか聞いてみたいですね。
なんとなく、初めの頃と言っていることがいろいろ違うような気がするので。