オシム監督「わずかだが言葉が出る状態」に回復


帯状疱疹のため1週間自宅療養していた日本サッカー協会 川淵三郎キャプテン(70歳)が、この日復帰し、オシム監督(66歳)の病状、また次期監督候補岡田武史氏(51歳、日本サッカー協会特任理事、環境問題担当)との交渉状況などについて、小野 剛技術委員長と会談を行ったことを明らかにした。
(中略)
オシム監督については、「わずかだが言葉が出る状態にあるようだ」と監督の病状が大きく前進しているとの報告を説明。
 わずかながらでも言葉が出せるというのは非常に大きな情報です。
 また、川淵氏のリークでたぶん家族は出したくなかったはずの重要な情報が、表に出たということです。アリガトウゴザイマス(棒読み)。








 さて、以前にも話しましたけど、医療業界には「意識レベル」というものがあります。
 自分の名前が言えるレベルから、痛みを与えても反応しないレベルなど、「意識がある」と一言で言っても大小の差があるということですね。
 その中でも、「少しでも声が出せる」というのは、なかなか高いレベルにあるんじゃないかと思います。
 どのようなことに反応して声を出したかなど、詳しいことはわかりませんけども。



 また、「声を発した」ということは、重度の失語症ではない可能性が高いということがわかります。
 失語症にも軽度から重度のものがあり、重度の場合は全く声を発せないこともあります。
 今回はどんな状況であれ声を出せたということですので、重度の失語症ではないのではないかと思います。








 要するにですね。
 「わずかながらに声を出せた」という情報だけでも、聞く人が聞けばある程度オシム監督の容体がわかっちゃうんですよ。


 そりゃ、私なんかにとっては嬉しい話ですよ。
 色々聞ければ、オシム監督の現状がわかってくるんですから。







 けど、家族がそれを望んでいない。
 あるいは、頑張っている病院側がそれを認めないのであれば、病院側と協会側に大きな溝が出来る可能性だってある。



 それらを考えれば、小さな発言であっても、あまり注目されていなくても、大失態なわけです。


 そのあたり、もう少し考慮すべきなんじゃないでしょうか。
 本人はもちろんですが、本人がどうしようもないのであれば周りも、我々ももっと追求すべきだと思うのですが。