反町監督、OA枠活用へ
まずは、五輪出場を評価すべきだと思います。
五輪本戦でどこまでやれるかは、別問題と考えるべきでしょう。
レベルが違うのはもちろんだけど、OA枠の問題もあります。
レベルの高い選手が3人も入れば、チームも変わってしまいます。
Jリーグで言うと外国人枠と置き換えれば、わかりやすいかもしれませんね。
「OAは若手育成のためにも使わない方がいい」という見方もあるでしょうけど、「外国人枠があるけど補強は考えない」という意見はあまりないように思います。
単純に考えれば使うべきだと思います。
他の出場国だって使ってくるところがほとんどでしょうし、日本は世界レベルで見ればまだまだ発展途上のチームなんですから。
候補となるのは、ボランチ、周りの選手を活かせサッカーを知っている選手、中央で身体を張ってポストの出来るフォワード…あたりでしょうか。
DFとGKはいい選手がいますからね。
鈴木啓太か明神、中村憲剛か遠藤、前田か矢野か巻でもいいかもしれない…(高原はちょっと違う気がする)。
フル代表との兼任となると大変でしょうけど、啓太、遠藤、矢野あたりは五輪への悔しさもあり、出場を前向きに考えてくれるかもしれません。
啓太はご存知の通りアテネ予選ではキャプテンを務めたのに本戦では外されましたし、遠藤もシドニーでは補欠選手でした。
(もっとも当時の啓太は足元の技術が今ほど安定していなかったら、仕方がなかったかもしれませんが。ちょうど今、本田拓也が叩かれているように…。)
矢野も怪我もあって四年には呼ばれず(まぁ、怪我がなくても出場は厳しかったと思いますが)、本戦の直前合宿では候補として選ばれたものの、五輪メンバーには選ばれませんでした。
また、憲剛や巻もJリーグに入ってから伸びた雑草組ですから、五輪には興味があるかもしれません。
そういったことを考えていくと、参加したいと思う選手は意外と多いんじゃないでしょうか。
それに、現在選手としてのピークを迎えている選手が多いアテネ組は、アテネ五輪で悔しい思いをしていますしね(笑)
ただし、OAを使うのなら早めに合流させたいですよね。
やはり連携を深めることが重要ですから。
五輪開幕ギリギリに呼ぶくらいなら、止めた方がいいんじゃないかと思います。