オシム監督、第一の大きな山場を乗り越えた
まずは一命を取り留めたようで、とりあえず少しほっとしております。
病院、ご家族が合意した発表コメント
「19日は、第一の大きな山場を乗り越えて、予断は許さないものの徐々に回復に向かい前進しています。しかしこれからも越えなくてはならないいくつもの山に向けて懸命な治療がほどこされています。祖国を離れ、日本代表監督の責務を負っている方の闘病と、そのご家族の心情を察していただき、ぜひ皆様に応援と同時に温かく静かに見守っていただけるようにお願いいたします」
これから、ようやく本格的な治療と言うことになってくると思います。
異常に脳が腫れているということ、出血は止まったというコメントが何度も出ていることからも、たぶん出血性脳梗塞ではないかと思われます。
それにより、脳に浮腫が出来ると後遺症も残りやすくなります。
ですから、これからは後遺症が残らないように…あるいは障害が軽度であるようにという話になってくるのではないかと思います。
コメントでもいいましたが、失語症など重度の障害が残る可能性だって、十分にあるわけで…。
あまり、考えたくもないことですが。
とにかく、祈るしかないですね。
今はオシム監督の話し以外を、取り上げる気にはなかなかなれませんね。
横浜FM戦に関しても、言えることはたくさんあるのですが…。
時間はかかるでしょうし、焦っても仕方のないことはわかるのですけどね。
以下は余談ですが、既に話題に出ているところもあるでしょうけど、札幌医大では脳梗塞再生医療という新治療が行われ、既に臨床応用にも成功例もあるそうです。
オシム監督の場合、クリニカルパス上ではもう少し先の段階だと思いますし、脳梗塞は不安定要素が多く元々クリニカルパスも建て難い病気なのだそうですが、そういった可能性もあるということで紹介しておきたいと思います。
ただし、テレビでも紹介されたそうですし、コネがあっても受けるのは難しいような状況なんだそうですが。
また、札幌までは距離があるというのも悩ましい話しです。
移動に耐えられるか体力の問題にもなってくるはずです…。
(それもあってか、基本的には札幌近郊に在住している方が条件。しかも現在は発症から3週間以内しか治療を受けつけていないそうですが、実験結果では慢性期にも効果があるといわれているそうです。)
そういえば、脳梗塞でもオシム監督の場合、心臓から血栓が飛んだ可能性が高いといわれているようです。
そういった病気は再発の可能性も出てきますので、飛行機に乗るのも考えなければいけなくなってきます。
いわゆるエコノミークラス症候群の危険性があるということです。
代表監督というのは、飛行機移動が多いものです。
そういった面で考えても、現実を見ると代表監督続投は難しいものだと思います。
それがなくても、こういった重い病気を発祥してしまったのだから、もう無理はして欲しくない。
というか、倒れたと聞いたときからもうさせるべきではないと思っていましたが。