J1第32節 千葉 2-3 横浜FM

 悔しいですね…。
 悔しいですけど、私達以上に選手達はもっと悔しいでしょう。


 なんだかんだ言っても、一度はオシム監督に指導を受けたことのある選手達ばかり。
 この試合にかける思いは、とても強かったでしょうし、その一方でやりづらさもあったと思います。
 周囲のプレッシャーも含め、異常な状況だったわけですから。


 

 その中で、良く頑張ってくれたと思います。
 負けたのだから褒めはしないけど、こんな状況で戦った選手達を非難するつもりにはなれません…。
 

 アマル監督にしてもそうです。
 ジョレを青木に交代した直後に点を取られたからといっても、相手は1人少ない状況で中盤の選手を変えてきたのだから、攻撃的な選手を入れるのはおかしくない。
 これはイビチャ・オシム監督時代からあったことですから。
 むしろそれに対応できなかった選手に未熟さを感じました。


 それと2失点目は明らかにサポも油断していましたよね…。
 それで良く選手にブーイングが出来るものだと感心してしまいましたよ。









 アマル監督はこの試合でいつも以上に攻撃的に戦いました。
 相手は4バックだからいつもは山岸を1列下げるのですが、さげずに4トップのような布陣で臨みました。


 また、ジョレを青木に変えた交代も攻撃的なものでした。
 守備陣に疲れが見えていたのにもかかわらず、あえて攻撃的な選手を入れてもう1点を取りに良く…。


 それでいいんじゃないかと思います。この試合は。


 いつもどおり山岸を1列下げたり、ジョレをDFに変えたりすれば、勝率は上がったかもしれません。
 けれど、お父さんは怒ったでしょう。



 なぜ相手が1人少ない状況で、守備的なカードを切るのかと。










 確かに重要な試合でしたけど、守備的なサッカーで勝ったってイビチャ・オシムは喜ばないのです。
 むしろ負けても攻撃的なサッカーが出来たこと。
 その方がイビチャ・オシム監督を喜ばせるという意味では、正しかったのではないでしょうか。




 …もちろん、負けたから怒られるのは確かでしょうけどね(笑)