J1第30節 広島対千葉 プレビュー

 ACLでサッカー界は大騒ぎのようだけど、明日はJリーグが開催されます。





 浦和がACLで優勝し、クラブワールドカップに出れればJリーグにとっては大きな一歩となります(あれ?優勝しなくても出れるんだっけ?)。
 今までのJリーグは世界単位の大会に参加することがまったくなく、言うなれば「井の中の蛙」だったわけですから。
 例えば、ジェフはこの前の試合で浦和と戦って、浦和相手にやれるところとやれないところがなんとなくわかった。その浦和が世界でどこまで戦えるかで、ジェフの世界での位置も間接的だけど解るかもしれない…ってな感じで。



 でも、やっぱり純粋に「浦和頑張れよ」とは言えない(笑)
 Jリーグやジェフにとっても価値があるということは、わかってるんですけどね。
 でもそこまでクールになれないというか、「Jリーグにとって凄いことなんだ」と思う前に「ちくしょー、いつかはジェフがあそこに出てやるんだ」って思うほうが今は大きいです。


 もちろんいつも言っているように、クラブの規模や方向性を考えるとACLやCWCをジェフが勝ち抜いていくのは簡単なことじゃないと思います。
 ですけどいつかはそういった大会に出てみたいし、ACLやCWCでも面白いサッカーをやって、世界を驚かせて見たいと思うところもあるわけです。
 それに、Jリーグでも中小規模しかないジェフがそういった舞台でも活躍できるような時代になれば、Jリーグ全体も成長していると言えるかもしれないし。
 今の浦和はいくつかの部分で飛びぬけているわけですからね…くやしいことに。




 





 さて、前置きが長くなってしまったけど、明日は広島戦です。
 広島は前節大宮戦に破れ、いよいよ本格的に降格争いに食い込む形になってしまいました。
 負けられなくなった広島は、相当高いモチベーションで明日の試合に臨んでくるのではないでしょうか。


 加えて、ストヤノフがいることもジェフの選手達にとってはやりにくいところ。
 うまく試合に集中して欲しいですね。


 そのストヤノフは前節も中盤でプレーしています。
 このあたりも、今の広島の迷走ぶりを表しているのではないかと思います。
(もっともストヤノフが広島でDFとして機能しないことは、十分に予想できていたわけだけど。)






 一方のジェフは勇人が怪我、下村が出場停止。ボランチが誰になるかが注目です。
 1人は工藤でしょう。もともとレジスタタイプである工藤は、低い位置からのパスの配給が得意な選手。
 守備能力以外を考えれば、ボランチの方がトップ下より向いている選手だと思います。
 問題はもう1人ですね。伊藤が最有力のようですが、中島を上げて池田やジョーレを守備ラインで使うのも一考かもしれません。





 戦力的には厳しいですけど、今まで試合に出れなかった選手達はチャンスだと思って頑張ってほしいですね。