川淵「11人入れ替え問題ない」


日本協会の川淵三郎キャプテン(70)は8日、天皇杯3回戦でJ2の上位4クラブが大量にメンバーを入れ替え、いずれも敗れたことに関して「とやかく言うつもりはない」と話した。川崎がリーグ戦で8人の先発を入れ替えた際には、「ベストを尽くす精神」に反すると苦言を呈したが、今回は容認。何をもって「ベスト」とするかがさらに混乱する結果となった。
 なんと言うか…。
 悪い意味で太刀打ちできない(笑)









 私は基本的にはベストメンバールールに関しては、形を変えて残すべきじゃないかと思っています。
 totoがどうかとか、スポンサーがどうのとこかではないですけどね。
 例えば、totoに関してならむしろベストメンバーの方がやりやすいでしょうし、今のルールでもやりたいチームはやれるんじゃないでしょうか。
 スポンサーに関しても、Jリーグ側がこのルールで口を出してくる前に、クラブに付いているスポンサーが先に文句を言うんじゃないかとも思いますし。


 でも、相手チームの問題もあります。
 いい例ではないですけど、例えば今のジェフって相手チーム次第でジェフ側の客も増えたり減ったりしているようなんですよね…。
 相手が人気の無いチームだと黄色のサポも少ない感じがします。
 ということはホーム側のサポであっても、相手チームにも強い選手(あるいはスター選手なのかかっこいい選手なのかは知らんが)を欲している部分があるのではないかと思いますし。


 そういったことを考えると、基本的にはこのルールを残すべきなのかなぁと思います。
 しかし、現行の細かな人数まで決まっているベストメンバールールではなく、「公式戦にはクラブが思う“全力”で戦うこと」という約束事みたいな感じでいいんじゃないでしょうか。
 今までどおり最終判断はチェアマンか、Jリーグみたいな感じで。
 曖昧ですけどどうせ今のルールだって十分曖昧ですし、スポーツのこういった類のルールってのは曖昧なのが当たり前だと思っています。
 初めに曖昧にしておいて、あとで解釈をいろいろ変えてみせる(笑)
 ずるい感じにも聞こえますけど、それがスポーツ界では普通なんだと思います。








 まあでも、ルールの残すにしたって残さないにしたって、基本的にはどっちだっていいんです。
 気になるのは「日本サッカー界のトップはサポーターの意見に聞く耳を持っているのか」どうかということ。
 ルールに関しては色々な意見があると思います。
 先ほども言ったように、もともと曖昧なルールなんだから、難しい問題なのかもしれません。
 けれども、その難しい問題に対してきちんとサポーターはネット上で色々と議論を交わしているのに、当のトップの連中は意見を聞こうとする素振りすらみせていない。


 これこそが、今回の件の本質的て一番の問題ではないかと思います。