トルコGPでF1再開
F1も夏休み中に様々なことがありましたね。
ハミルトンとアロンソの場外バトル、プロドライブの発表延期、スーパーアグリの資金難騒動…。
特に日本人のファンとしてはスーパーアグリの資金難は心配です。
先日も言ったF1チームのスポンサーになる付加価値が、日本企業には通用しないということなのかもしれませんね。
その付加価値とは、F1チームのスポンサーになり他のスポンサーとの交流を深めることで、よりグローバルなビジネスを始める足ががりなるというもの。
F1のスポンサーには様々な分野の世界的企業が集まっていますからね。
しかし、近年の日本企業のスポンサーを見てみると、仲良し企業の集まりばかり。
トヨタにデンソーとパナソニック、NTTドコモはフォーミュラニッポンでFOMAのテストをしていた延長で一時はホンダのスポンサーになったのですが、ニッサンとの関係があるのでルノーに移ってしまいました。
こんなことでは、スーパーアグリにスポンサーが付かないのも当然。
昨年は電通がスポンサーを集めてきましたけど仲介料がかなりかかるのでしょうか。今年は電通のバックアップは付いていないとの話しです。
ホンダがスポンサーを集められないのも、このあたりに問題があるんじゃないでしょうか。
さて、話し変わってトルコGP。
イスタンブールサーキットはヘルマン・ティルケの最高傑作…というか、ティルケ作では唯一のチャレンジングなコースです。
しかし、盛り上がりはそこまでじゃなかったんじゃないでしょうか。
複雑で高速な8コーナーに今年もどれだけドライバーが苦労するのかを楽しみに見ていたのですが、案外すんなり走ってしまいました…。
初開催となった一昨年と昨年は、苦戦していたんですけどね。
これがF1ドライバーとF1チームの対応能力なのか。あるいは、エンジンレギュレーションが厳しくなってエンジンパワーが損なわれた分、横にスライドする危険性が減少したからなのかもしれません。
やっぱり、エンジンの規制もやりすぎは考え物ですよ…。
レースの方は後がないフェラーリが頑張りましたね。
マッサは読みにくいドライバーです(笑)
接近戦には弱いけど、単独走行となるとかなり早い…ということなのかな。
まぁ、それでも勝ったんだから。
アロンソは週末と押してよくなかったけれど、棚ぼたで3位に。
ハミルトンはタイヤの破損と逆に運が悪かったけれど、その中でも5位にまとめてきたんだからすごい。
やはりチャンピオンになるもの、粘り強くなければ。
その点だと、フェラーリの2人は…。
それにしても、佐藤琢磨は厳しいですね。
新しいアンダーフロアの設置が上手くされなかった頃から予選では良くないのですが(それも変な話だけれど)、それでもレースでは頑張っていたんですけどね。
持ち込みスポンサーのないデビットソンが来期はチームを離れるなんて噂もあるし、もう一度デビットソンを打ち負かさないと勝ち逃げされてしまう可能性もあるでしょう。
レースに向けて徐々に速くなっていく琢磨には珍しく、金曜はまずまずの速さだったんですけどねぇ…。
グランプリ前に風邪を引いて高熱を出していたということだし、その影響もあったんでしょうか。
でも相対的に見てもデビットソンは速かったしね…。
まぁ、切り替えて次を頑張れ。
でも富士で負けたら洒落にならないですよ(笑)