日本代表戦ダブルヘッダー プレビュー

　やはり集中しづらいですね。
　2つのことは同時にやれないタイプの不器用な私にとっては、かなりの苦痛です（笑）
　どちらも興味深い試合なだけに、非常に残念です。

　テレビ局側の要求だったんでしょうか。
　五輪代表の試合だけでははなかなか率が取れないからフル代表とセットでやりたい、とか。
　でも、社会人で18時半までに家に帰り着くのは結構大変。
　スタジアムに着くのはもっと大変でしょう。

　私も仕方なくフル代表の試合は録画して後で見るようにして、五輪代表の方から生で見ようと思っているのですが、バカなテレビ局側が五輪代表の試合中にフル代表の結果を言わないか今から心配しています。

　さて、まずフル代表の方。
　3トップだから攻撃的とか言ってる胆略的な記者もいるようですけど、単純に相手が4バックだから相手のサイドバックにウイングをつけたいということでしょう。
　練習でもウイングには田中達也と寿人の組み合わせと、大久保と山瀬の組み合わせを試したようで、必ず3トップに1人はある程度守備を見込める選手を入れているようですし。
　今までサッカーと狙いは大きく変わらないと思われます。

　むしろ俊輔がいない代わりにスピードと運動量のある選手が入る分、やろうとしているサッカーは去年までの感じに戻る可能性もあるのではないでしょうか。
　そのあたりに注目したいですね。
　あとはカメルーン代表のコンディションがどうか、ですね…。

　五輪代表に関しては伊野波の欠場ばかりが騒がれていますけど、青山敏弘の不在の方がダメージが大きいのではないかと予想します。
　伊野波の代わりにはセンターバックもサイドバックもこなせる細貝がいるわけだし、キャプテンシーに関しては青山直晃、水本、水野、本田圭佑とJリーグでも主力となっている選手達がいるわけで、むしろ彼らに足りないといわれている“実力以外の部分”を試す絶好の機会ではないかと思います。

　青山敏の代わりに出場することになるであろう本田拓は、青山敏ほど長短のパスを出せる選手ではないと思いますし、攻撃面での安定感ではちょっと劣るような感じがします。
　守備面では大丈夫かもしれませんけど、相手は退いてくる可能性が高いベトナム。
　心配なのは守備よりも攻撃面です。

　私が伊野波不在をさほど心配視していないのもそのあたりです。
　この試合で重要なのは、いかに退いた相手を崩せるか。それにはボランチのパス配給能力が非常に重要になってきます。
　どれだけ青山敏の穴を埋められるか。DFも含めてビルドアップしていかなければいけないかもしれません。