ヨーロッパGP 決勝リザルト

 ルイス・ハミルトンの大クラッシュには一瞬ひやりとさせられましたが、何もなくてよかったです。
 つい99年のミハエル・シューマッハが骨折したクラッシュを思い出しました。
 





 しかし、もう1つ驚いたのがありました。
 こちらもハミルトンとシューマッハ絡みで。


 レース中の目立たないシーンですが、雨でハミルトンがスピンし、グラベルに捕まってしまった場面。
 なんと、ハミルトンはクレーンで持ち上げてもらって、レースに復帰してしまったのです。


 シューマッハーが一昨年だったかコースアウトしてマーシャルにマシン押して復帰しさせてもらったことが、大きなニュースとなり正式に禁止になったはず。
(正式といっても明文化はされていないと思うけど。この辺りがF1というか欧州のラフなところ。Jリーグの審判を見ているとつい「もっと柔軟になれ!」と思ってしまうけど、柔軟すぎるのも玉に瑕ですよね。)
 昨年、シューマッハーが同じようにマシンを止めてしまったときは、この前例があったためマシンを押してはもらえませんでした。
 もしあのレースで復帰できていたら、チャンピオンシップも変わっていたかもしれないだけに…。






 というわけで、テレビ放送ではほとんど問題視されなかったけれど、私には大きな疑問に感じたわけです。
 別にハミルトンが嫌いというわけではないけれど、晩年のシューマッハーは多方面から「強すぎる」ことで嫉妬されバッシングされていたけれど、逆にハミルトンはその素直で真面目な性格で多くのサポートを受けているように感じます。
 その差がここに表れたのかな?…と思います。




 ここからは余談ですけど私は結構若い頃からシューマッハーを見ている(といっても今ほど熱心に見ていたわけじゃないけど)ため、シューマッハーの強さばかりを見ているわけではないので、純粋にシューマッハーを応援していました。
 クレバーなドライビング、勝負どころのスピード、リーダーシップ…。
 それらの才能は、十分褒め称えられるべきものだったと思います。


 フェラーリという絶対的なチームに移籍してしまったために悪いところばかり目がつくのかもしれないけれど、だからといって全ての面で優遇されたわけではないと思うのです(プロ野球でいう巨人かそれ以上の存在ですからね)。
 これが、ハミルトンの「クレーンによるレース復帰事件」で、はっきりとしました。
 少なくとも自分の中では。









 明日の更新は未定です。