J1第18節 横浜FC 0-1 千葉

　まず、横浜FC戦だというのに、日産スタジアムが人でごった返していたのにびっくり。
　どうも、横浜FCのスポンサーが4万枚ものタダ券を配ったそうです。
　それならこんだけ集まるわ…。

　そして、スタメンの発表を聞いてまたびっくり。
　前節スタメンの黒部でもなく、新居でもなく、楽山がスタメン起用となりました。

　楽山は期待しているし、その攻撃力は高く評価しています。
　前節は途中出場ながらも悪くなかったし、練習ではいつも素晴らしいプレーを見せているし、波はあるけど悪い選手ではないと思っていたのですが、まさかこの大舞台で…。

　そんなことを思いながら試合が始まったのですが、その楽山がいきなり結果を残してしまうんだからわからないものです。
　中央で見事な連携プレーを見せ、山岸のゴールをアシスト。
　開始直後にジェフが先制。こんな早くに得点を奪ったのは、いつ以来でしょう。

　その後も楽山は何度かチャンスを作り、この日は「練習だけのラク」の汚名を返上する活躍ぶりだったと思います。
　まぁ、前から楽山はトップ下である程度自由にプレーさせれば活きる選手だったんですけど、加えてこの日はコンディションも良かったのかもしれません。
　あとは、守備ももう少し頑張って、公式戦でもコンスタントにいいプレーできるようになればいいのですが…。

　しかし、先制後の試合は、ジェフも横浜FCもいまいち。
　ジェフの方はいつもと中盤のメンバーが違うせいか、勇人がまだ完全に復活していないせいか、運動量が少なく決定的なシーンも何度かありました。

　一方、横浜FCで光っていたのが元ジェフの滝沢。
　ジェフでは運動量やディフェンス面などの問題で出場機会はほとんどありませんでしたが、横浜FCでは見事に復活しています。
　ジェフの目差すトータルフットボールにはあっていない選手でしたが、こういった使われ方ならまだまだ出来るということなんでしょうね。

　後半も何度か決定機はあったものの、そのまま試合終了。
　とにかく、勝ちました。

　どのような状況の試合でも勝ち越してしまうと勢いが止まり、追加点を取りきれないメンタル面の問題や、運動量がなかなか上がってこないことなど、課題の多く見えた試合でした。
　一方で楽山の活躍や、途中出場の伊藤、米倉などといった若い選手達が試合に出場できたことなど、いい面もあった試合だったと思います。

　そして、何よりも勝てたこと。今回はこれが大きかったと思います。

　中断中にいくつかある課題を解決しつつ、レイナウドをどのように使っていくかを調整していって欲しいですね。

　…で、水野の怪我は大丈夫かな。