立石「悪い内容ではなかった」

 負けてしまった試合だけれど、収穫はあったと思います。



 まず、選手達がそれほど悲観的なコメントを出していないということ。
 むしろ前向きなコメントが多く、内容に関してはある程度の手ごたえを感じているようです。


 「内容は悪くなかった」ということは試合を見ていてもわかりますが、やっている選手の感覚も重要です。
 ようするに、せっかく2連勝して降格圏を脱出したのに、この試合では1-2の惜敗。
 もしこれで選手達の気持ちが沈んでしまっては、せっかくの2連勝がふいになってしまいます。
 「修正すべき点はあるだろうけども悪くはなかった」という選手達のコメントは、頼もしく感じますね。





 また、移籍加入組が良かったという点も収穫だと思います。
 下村はようやくジェフのマンマークシステムにもなれてきたようで、デイフェンスから攻撃への以降がスムーズになっていました。
 中島にマークが集中していたということもあるのですが、この試合では下村が積極的に前線へのパスを出していました。
 特に左サイドの浅い位置から山岸の右サイド前方に出したピンポイントのロングパスは、絶妙でしたね。
 他にも合いませんでしたけど、精度の高いアーリークロスを放つなど、今までにはあまり見られなかったロングパスの質の高さを見せてくれました。
 身体も一回り大きくなったように見えるし、シーズン後半に向けて大きな手ごたえを掴んだのではないでしょうか。


 黒部もまだまだとはいえ、これまでよりは良かったと思います。
 「キープしてもフォローが少なかった」と本人は言っていたけど、これまではそのキープもあやしたっかですから(笑)
 やっと持ち前のフィジカルの強さとキープ力を見せてくれたといった感じです。ヘディングの上手さに関しては幾度か見せてくれていましたからね。
 1つ解ったのは、やはり黒部はスタメンでこそ活きるタイプの選手だということ。
 途中出場では、なかなか厳しいかもしれません。
 そうは言っても黒部の状況を考えれば、途中からでも頑張ってもらわないといけませんけどね…。



 
 池田も今月に入ってやっとフィットしてきましたし、移籍加入組はここからが見せ場になるかもしれません。
 ジョーレもこの3人に続いてほしいですね。
 ポテンシャルはあるのだし、上手くジェフのマンマークリベロシステムを自分のものに出来れば、貴重な戦力になると思うのですが…。