片山右京氏「初ポイントに感動」

 右京さんもブログで熱く語っていますが、本当にこのポイント獲得は感動物。
 特に佐藤琢磨の見えない相手に対してプッシュするシーンは、素晴らしかったですね。
 パッシングシーンが少ない現代F1においては、こういった見えない相手に戦うシーンこそ最大の見せ場とも言えるかもしれません。
 そして見た目以上に、ドライバーにとって簡単ではないことだと思います。




 ヨーロッパラウンドに入って開発競争が激化し、苦戦するだろうと思われていたスーパーアグリですが、逆にポイントを獲得してしまいました。
 その背景には、ホンダのサポートがあったようです。
 今回のポイント獲得もホンダ製カーボンケーシングの最新型ギアボックスが導入された事が大きく影響したようだし、一時期は貸し渋っていたように見えたジェームズ・ロシタースーパーアグリのテストに参加したようだし。
 

 考えてみればお金がなくともホンダが技術面でサポートしてくれれば、さほど資金面は関係がないのかもしれません。
 一方でお金があっても大所帯のチームは意思統一に時間が掛かり、なかなかマシン開発が進んでいないようにも見えます。
 大所帯でも意思統一に時間が掛からずスピーディに動けるチームこそが、今のF1を制する力のあるチームなのかもしれません。