<a href=http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/column/200704/at00013012.html target=new>犬の生活「完璧な工藤浩平」</a>


「今季、ブレイクが期待される選手は?」という質問に対して、「工藤浩平」と答えていたのは2年ぐらい前でした。私事で恐縮なのですが、僕の予想はいつも早めです。本人は大まじめに予想して、どんぴしゃを狙っているのですが、予言が的中するのはだいたい1年か2年経っていることが多い。実は言った本人さえ忘れていたりします。

 私は昨年、山岸と工藤のブレイクを期待していました。半分は当たり、半分は外れ…といった感じでしょうか。
 2年前は水本だったけれど、結城が粘りを見せてくれたことで外れに。3年前は巻で大当たり、といった感じ。
 ほぼ50%の確率ですか。あまり高くないなぁ(笑)


 今年は工藤と水野…というと、西部さんと被ってしまうので青木かな。
 けれど実際に、この3人の大化けを開幕前から予想しています。


 とはいえ本音を言えば、「水野のブレイク」はしてもらわなきゃ困るレベルで、ジェフサポなら皆が期待していること。
 「工藤のブレイク」は、昨年も予想していたから継続といった感じ。まさかここまで活躍してくれるとは、正直思っていませんでした。
 活躍するにしても、もう少し時間が掛かると思っていたのです。
 すぐ試合に出て、すぐに活躍するようなタイプの選手ではないですからね。



身長166センチの工藤はチームで最も背が低い。その代わりチームでも最高クラスのスキルがある。彼の課題はコンタクトプレーと守備、そして持ち前のテクニックでチームに貢献できるかどうか。足元が巧みなので、ときどき人を食ったようなプレーをする。ともすると甘いプレー、すかしたプレーにも見えてしまうかもしれないが、それは彼の持ち味で長所だ。

 去年まではまだまだ甘いプレーや軽いプレーが多かったのですが、今年は安定してます。
 フィジカルの部分は、成長したというか、上手く避けるようになってきました。ジェフには羽生といういい見本もありますしね。
 守備に関しても、もうだいぶ安心してみていられるようになりました。



工藤が変わったと思ったのは、自信だ。相手にプレッシャーをかけられてもバタついたりしなくなった。

 同年代で同じジェフユース出身の山岸も、もっと自信を持って戦って欲しいですね。


 とはいえ、工藤もまだまだこれから。重要なのはシーズンを通して今の調子をキープすることです。
 山岸も昨シーズンの前半は素晴らしい活躍を見せてくれましたが、シーズン後半は代表招集もあって疲労が蓄積したのか、相手のマークが厳しくなったせいか、結果を残せませんでした。


 これからは工藤にも厳しいマークがつくでしょうし、一シーズンを通してのコンディションの維持という難しい問題も出てくると思います。
 ブレイクというにはまだ早いけれど、このままの勢いで本当のブレイクを達成して欲しいと思います。