福元「本当に水本さんとかすごいですよ」


この日の練習中、もっとも衝撃を受けていたのがU-20からの昇格組の福元洋平。吉田ジャパンでは不動のセンターバックでキャプテンを務める彼だが「やばいっす。U-22レベル高いっす」と2部練習が終わった直後は憔悴しきった表情を見せた。

 U-20もいいチームだと思うけど、福元から見ると「やばい」との事。
 まぁ、特にDFラインは水本、青山、伊野波と、フル代表経験者が多いし、レベルが高く感じるのかもしれません。



福元「すごいなと思う水本君、今まで見たことなかったんです。すごいですよ。考えてるなって感じるし、見習うところが多いかなと。」

 タイトルの福本のコメントは24日の練習後のものですが、翌日のコメントでも、水本を絶賛しています。
 攻撃的な選手で目立つため、平山、水野、本田ばかりが取り上げられてしまいますけど、水本や青山もこの年代ではレベルが1つ違うんですよね。
 こんなに素材は多いのに、なかなかチームとして上手く行かないところに、サッカーの難しさを感じてしまいます。






水本「昨日、伊野波(F東京)と青山直(清水)と風呂に入って話をした。ディフェンスの練習でやったことを今日やってみようっていうのがあって、うまくコミュニケーションを取れたというのがある。特に話したのは青山がいつも(清水で)4バックで、受け渡しをしたがるので、監督の意図はマンツーマンで、伊野波を余らすっていうことなので、最後ついてくいっていうことと、相手が斜めに走ったときにもついていくとか、ビルドアップとかでこうやればっていうの話し合った。」

 元川悦子氏が今年行われたフル代表の練習試合のレポートで、『「長いボールでカウンターを狙う浦和勢」と「短いパスをつないで攻撃を組み立てるG大阪勢」のサッカー観の違いが終始、出てしまった』と分析したように、なかなか代表チームを熟成するのは難しいようです。


 まぁしかし、そんなことは当たり前といえば当たり前。
 だからこそ、昨年のうちから「軸となる選手」と「ベースになる戦術」はなるべくいじらないほうがいいのではないのかとこのチームを見て思っていたのですが、どうもその辺りに疑問符が付いてしまいます。
 クラブなら時間があるからそれでもいいのかもしれないし、1,2週間で代表チームが熟成されるというのなら、それでいいとは思いますけど…