ホンダが新車RA107を発表
ホンダの新車が発表されました。とはいえ、カラーリングは後日発表ということです。
ホンダが環境事業に力を入れているためグリーンになる、なんて話しもあるけど、個人的には日の丸で戦って欲しいなぁ。
モータースポーツでエコカーを宣伝するなんて、本末転倒じゃないかと思うんですけど(笑)
さて、マシンデザイン。ジェフ・ウィリスが離脱したこともあり、マシン全体に大な変化が見えます。
これほど大きく攻めてきたチームは、今シーズンでは始めて。驚愕のマシン設計をしてきました。
フロントノーズが一新され、ぱっと見の印象も大きく変わっています。
今までの分厚かったノーズはなくなり、先端に向けて細く薄くなっていく、マクラーレンやルノーに近い形状となりました。
しかし、他チームほどフロントウイングに向けて垂れ下がるタイプではなく、ハイノーズを維持しています。
サイドポンツーンは他のチームがマシン下部へのエグレを厳しくする中で、ホンダはさほど下部へのエグレは見られません。
以前にも言ったように、サイドポンツーン下部へのエグレを有効なものにするには、前方にバージボードを設置しなければいけません。
しかし、ホンダは昨年もバージボードを設置していないため、その辺りへのアプローチの考え方が他チームと違うのではないかと思います。
よって、サイドポンツーンの形状も自ずと変わってくる、ということでしょう。
しかし、マシン下部へのエグレはありませんが、その分ホンダは後方に向けてマシン上部とサイドのエグレを一気に大きくしてきました。
エグレというか、むしろボコっとネンドを殴った後のような形になっています。
エアインテイクの部分は相変わらず形状が大きいため、なおさら丈夫の削れ具合が目立って見えます。
他チームもここまで急激なデザインは取っていないので、上手く行けば面白いかもしれません。
マシン下部へのエグレは、ドラッグを生みやすいと聞いたこともありますし…。
なお、リアがこんな形ですので、エキゾーストパイプはかなり前方から顔を出しています。いったい中はどうなってるんでしょう(笑)
とにかく、久々に大きな変化のあるマシンを見ただけに、「早く走っているところが見てみたい」とワクワクした気分です。
新車を見て「早くレースを見たい」なんて気持ちは、本当に久しぶり。
排熱大丈夫かよ?とか、信頼性の部分で心配はありますけど、チャレンジしようとする想いは強く感じました。