ルノーが新車R27を発表

 ルノーの新車発表会が行われました。
 …が、このカラーリングは、どうなんでしょうね。
 マシンの前と後でデザインがぶつっと切れているというか、強引に色を合わせた感じがするのですが…(笑)
 黄×青も、橙×青も、黄×橙もありだと思うんですけど、それを無理にまとめてしまったもんだから、イマイチマシン全体の統一感がなく写ってしまいます。


 まぁ、それはともかく、ルノーも正常進化系のマシンで来ましたね。


 サイドポンツーンはますます小型化。
 サイドポンツーン全体の高さを下げ、上部は前に出っ張るようなデザインになっています。
 後方と下部に向けての絞込みはますます強くなり、よりマシンの3D化が激しくなっているように感じます。


 サイドポンツーンの端にはフィンとミラーを合わせたパーツをつけてきました。
 サイドポンツーンの端にミラーを取り付けたのは、昨年のフェラーリを真似た物でしょうが、ミラー自体をエアロパーツにしてしまうとは、さすがルノーといった感じです。




 フロントはサスペンションも含め、昨年型マシンをマイナーチェンジした感じ。
 フロントサスマウント部は、ほぼ全チームが0キールに移行しそうな勢いですが、ルノーはハの字に出たVキールにマウントするタイプなっています。
 またノーズも、大きな変化は見られません。


 さすがは数年前、7速ギアが流行していた際に敢えて6速ギアを選び、その分ギアボックスの小型化を目差したチームです。
 ルノーのマシンを見ていると、エンジニア達のマシン作りのポリシーが伝わってくるような気がします。








 「自分達のポリシーを変えない」という意味では、好感が持てる開発チームといえると思います。とはいえ、勝てるか勝てないかは別問題(笑)
 予想以上に昨年と変わっていなかったのも事実だし、結局フロントサスペンションもシーズン途中に0キールに変更しなければいけないのではないかと思っています。
 また、ドライバーも面白い2人ではありますが、勝てる器なのかどうかという問題があります。


 チャンピオンシップを制したとはいえ、昨シーズン終盤はフェラーリにマシンポテンシャルで追いつけなかったし、何よりフェラーリはブリヂストンタイヤに関しての大きなアドバンテージがあります。
 シーズン開幕前までにどこまでタイヤを使いこなせるようになるかが、一番のポイントではないでしょうか。