U-21日本代表 - U-21韓国代表

 やっぱり、このチームは最終的に一対一が課題になってくるのかなぁと思います。
 組織的な部分は時間が掛かることなので、仕方がない部分もあると思いますし。
 守備の面で一対一でやられてしまうから、DFラインが下がってしまう。
 中盤のラインも3人対3人だから、守備が怖くて押し上げられない。
 そうすると何度クロスを上げても、中に1トップの平山しかいないから、得点にもなかなか繋がりません。


 システムの問題もあるだろうけど、こういった問題はどのようなシステム、戦術であっても発生することだと思います。
 その一対一を補うのが運動量だと思うのですが、この試合のスタメンの選手達は、その運動量の面でも足りませんでした(過密日程で、疲れもあったと思います)。


 後半途中から運動量豊富なカレンと伊野波が入って、(相手が疲れ始めたこともあって)運動量の面で上回ることができ、相手を押し込む時間帯が作れました。これは一つの発見だったと思います。
 それでも1点しか奪い返せず、勝ちきれなかったことは非常に残念です。
 最後のフィニッシュの部分は、やっぱり個の問題ですよね。


 
 日中戦(ホーム)は、素晴らしい試合だったので、今回ももう少しやれると思ったのですが、残念な内容だったと思います。
 4バックになってサイドに人が移った分、中央が機能しなかったことや、コンディションの問題もあったと思います。
 特にコンディションの面では、こんなスケジュールですから、選手達が可哀想だとしか言いようがありません。


 それでも水野の活躍や家長のサイドバック起用など、収穫はあった試合だと思うので、次に活かして欲しいですね。
 とは言っても、次にフルメンバーが集まれるのは、五輪予選直前になるのかな…。