高いブランド力も観客減 プレミアリーグ曲がり角?


9月に冠スポンサーの英バークレイズ銀行が総額6580万ポンド(約149億7100万円)で2010年まで契約を更新するなどブランド力の高さは相変わらずだが、24日付の英紙タイムズは観客動員の減少傾向に警鐘を鳴らした。
 どこかで聞いたような話ですね。
 電通JFAへのスポンサーフィーを増額した理由として「代表人気」を挙げていましたが、集客率は一気に下がっています。
 ということは、電通の言う「人気」ってのは、集客力などではなく、この記事にもある“ブランド力”だってことでしょうか。


 しかし、いくらブランド力が高かろうと、客が入らなければいつかはそのブランド力とやらも下がっていくでしょう。
 あんなスタンドがガラガラの試合をずっとテレビで見せられては、スポンサーも黙っていないでしょうし。


原因として同紙は、入場券価格の高騰や戦力格差の拡大を指摘する関係者の声を紹介している。
 「入場券価格の問題」は、日本代表も一緒。
 「戦力格差の拡大」に関してはさすがにそのままは当てはめられませんが、ジーコ監督時代にあれだけグダグダな試合を見せ付けられたり、いつも似たような相手(中国や韓国)だったり、相手が明らかに集金目当てだったりすれば、客もそのうち目が肥えてきます。


 夏に行われていた、欧州のビッククラブによる日本集金ツアーでも同じですよね。
 1年目2年目は客が集まりましたけど、さすがにそのうちサッカーファンにも、やる気がないのはばれてしまうわけです。



 相手のやる気はなかなか読めませんが、国内で試合をするのならば、ある程度強いチームとやっていかないと。
 それが代表強化にも、ファンの獲得にも繋がっていく、一番の方法じゃないでしょうか。





 まぁしかし、2-0で勝ったとはいえ、試合全体を通して評価をするとパスミスが非常に多く、見ていてイライラする時間帯が長かったですね。
 中盤にはテクニックのある選手が揃っているだけに、丁寧に、そしてシンプルにパスを出せば、もっとボールは繋がるはずなのに…。


 それと、この試合で気になったのが、セットプレーでのマークミスが多かったこと。
 結局一試合を通してセットプレー時のマークを、修正することができませんでした。昨日は中国の出来が悪かったから問題にはなりませんでしたが、今後行われるアジア大会や五輪予選でも心配な部分です。








 トータルで評価すると、個々の能力の部分ではいいところもあったと思いますが、サッカーの内容自体はそれほど良くはなかったというのが率直な感想です。
 来月には韓国戦があるようですが、このまま生ぬるい試合ばかりやっていては、自分達が世界でどれくらいの位置にいるのかも解らず、「井の中の蛙…」状態が続いてしまう危険性もあるんじゃないでしょうか。
 アテネ五輪チームでも、同じような症状が起こったはずなのにね…。