『11番目のチーム』に懐疑的な見方

 噂されていたF1委員会でマシン売買に関しての議題がでなかったようなので怪しいなあとは思っていたのですが、やっぱりこういう話になってきました。11番目のチームがどうなるかはともかく、マシンの売買に関しては「議論する価値すらなし」ということだったのでしょうか。
 あとは自分達でマシンを作れるかどうかに焦点が移るわけですが、当然これは厳しく11番目のチーム結成はやはり厳しくなってきました。やっぱり数ヶ月で作れるものではないですよね、F1チームというものは。
 となるともう、佐藤琢磨の残る道はミッドランドしかないわけですが、ポテンシャル的にはかなり厳しいチームとなります。しかしもともとポテンシャル云々を考えれば11番目のチームも厳しいわけで、ホンダは結果的には琢磨を自分のチームではなくBチームにあてがったわけですから「ホンダという名前のついたマシンに日本人の琢磨が乗る」事こそなくなりましたが、それ以外はあまり変わらないわけです。しかも新チームを作るためには数百億円がかかると思われますが、ミッドランドに乗せるには数十億円ですむでしょうから安上がりで済むでしょうし、もしかしたらホンダにとって悪くないのかもしれませんね。
 まぁどっちに乗るにせよ、F1に留まるには弱小チームしかなく、留まらなければF1界から忘れ去られるだけなので、頑張って細々走るしかないわけです。だからこそウィリアムズに乗せたかったのにねぇ。いやその前にBARホンダに残すのがベストだったわけですけど。見る側にとっては残念です。