ケンペス、森本の2トップや勇人、高橋のゴールなど

 東京オリンピック開催決定ということで、関係者の方々おめでとうございます。
 誘致で終わりではなくこれからは大会への準備の方も大事なはずですから、今後も頑張ってほしいですね。


 2002年には日韓W杯が行われ、私も埼玉でイングランド代表対スウェーデン代表戦を観戦することができたのですが、自分にとってもすごく良い経験だったと思います。
 国内の試合とは異なる雰囲気があって、応援スタイルはもちろんプレーに対するリアクションも異なり、新鮮な空気というものを感じました。
 帰宅中に小さな子連れの親子にJRの乗り換えを尋ねられて、片言の英語で答えたことも。
 試合前に行ったのだろうディズニーランドのパンフレットのアバウトな地図を見ながらの説明だったので余計に大変でしたが、そういった経験も含めて異文化に触れられることが出来ますね。
 オシムさんが一度目の東京オリンピックで来日して代々木公園で自転車を無料で借りることが出来て、農家の方から梨をもらい日本に良いイメージを持ったというエピソードがありますし、どういった縁があるかもわかりませんから今回の大会でも良いイメージを海外に発信でれば良いですね。


 規模はだいぶ違いますが、2010年に行われた千葉国体でもプレ大会を含めて数競技を見ることが出来ました。
 チームの選手やスタッフはもちろんですが、知人のつてでバックグラウンドも見学することが出来たのですが、大会のスタッフやボランティアも含めて大会成功という1つ目標のために協力して頑張ることができる。
 他業種の人たちが一緒になって連携していくわけで実際には苦労も多かったようですけど、そこで得た経験やコネがまたどこかで役に立っていくかもしれないですし、そこからの発展も期待することができるかもしれない。


 競泳やパラリンピックにあたる全国スポーツ大会でのサッカーなど普段はあまり生で見ることのない競技を観戦しましたが、それぞれ新たな発見があって面白かったです。
 競泳では今回の誘致活動にも参加していた入江陵介寺川綾が参加していたのですけど、個人競技ということもあってかインタビューでの受け答えを見ても個々のパーソナリティが凄くしっかりしているとか。
 障がい者スポーツも障害の大きさなどが違ってそれぞれに苦労はあるのでしょうけど、それでも基本的な戦術はしっかりとしていて指導者や周りの方の努力を感じたりだとか。
 ご家族も付きっ切りだったりで大変だとは思うのですけど、スポーツを通じてのコミュニケーションというのも大事だと考えられているようです。
 それはスポーツに本来あるべき姿なのかもしれません。


 こんなブログを書いているからこそ、視野を狭くすることなく様々な経験を積まなければいけないと感じますし、そういった意味でオリンピックというのは絶好の機会だと思います。
 いろんなモノを見ることによって、スポーツも、サッカーも、ジェフも、そこにいる選手へも、見方が変わってくるかもしれないですし、それだけを見て盲目に応援するというのは見られる側にっても幸せではないかもしれないですし。
 7年後に自分も含めて環境がどうなっているかなんてことは誰にもわからないですけど、出来ることならオリンピックを楽しめる状況にありたいですね。



 さて、だいぶ話はそれてしまっているわけですけど、天皇杯讃岐戦。
 残念ながら、諸事情により試合を観戦することが出来ませんでした。
 それもあって雑談でスペースを埋めたわけですが(笑)
 天皇杯ももう少しテレビ放送が多くなるといいんですけどね…。
 それも環境が変われば変わっていくことなんでしょうか。


 ジェフは自分の予想は外れて、米倉、ケンペス、竹内など疲労も見えるように思えた面々がスタメン出場しました。
 ただ、スタメンを見て「なるほどな」と思いました。
 ケンペスとともにピッチに立ったのは森本。
 ここで2トップを試そうということだったのでしょう。


 森本の細かな技術、体の使い方、初速の速さなどはジェフの中でもさすがに秀でているわけですけど、今のところチームとしてうまく活かせているとはまだ言い難い。
 1トップに関してはフィジカルの強いケンペスの方が、現状ではまだ良い状況のように見えますし、森本を活かすのであれば2トップの方が今は機能しそうです。
 今後、時間をかけていけば変わっていく可能性は十分あるのでしょうけど、J1昇格を考えると決して豊富に時間が残されているわけでもありません。
 現状のチームの軸の1つであるケンペスは残して、それに森本を付け加える形となる2トップの方がまずは無難と言えるのかもしれません。


 実際、これまでの試合では2トップにすることでケンペスへのマークも弱まり、2人の良さが出せていたように思いますし、そこの連携をより高めていくことを選手の休息よりも重要視した…ということなのかもしれませんね。
 まぁ、確かにチーム状況などを考えれば、そちらの方が先決と考えられるのかもしれません。
 心配なのはコンディションですが、日程からしても余裕はあったわけですし、気温が下がってくれば大丈夫と見ているのでしょうか。



 その2トップを活かすことを考えると、米倉の攻撃というのはポイントになるのかもしれません。
 実際にこの試合でも開始直後にオフサイドだったものの、米倉のクロスから森本がゴールを狙う惜しいシーンが作れていたようです。
 森本とケンペスの2トップになればクロスからのターゲットが増えますし、よりサイドアタックというのが重要になってくるかもしれませんね。
 次の試合でどういった前線の選択をしてくるのか、今から楽しみでもあります。


 試合は5-0でジェフの勝利。
 勇人や高橋がゴールを決めたというのも興味深いですね。
 これまでジェフはリーグ戦でケンペスが17ゴールをあげていますが、その次は山口智と米倉の6ゴールということで少し差が開いていますし、ケンペス以外からの得点を増やすというのも1つの課題だと思います。
 基本的には格下と言える相手チームだとはいえ、町田や大久保など若い選手の起用なども含めて、今後に楽しみが残る試合になったのではないでしょうか。
 これはやっぱり見に行きたかったですね…(笑)