J2最終節の状況確認とかプレーオフの展望とか
前節松本山雅戦での結果によって、ジェフはリーグ戦残り1試合を残して2位以上に上がれる可能性はなくなりました。
よってJ1自動昇格の可能性は消滅。
ただし、前節7位の東京Vが敗れたためジェフの6位以上は確定しましたので、J1昇格プレーオフ出場は決まりました。
ラスト1試合を残してのJ2上位の順位を確認しておきたいと思います。
得失点差を見ても、2位から5位は接戦となっていますから最終戦を残して、まだ順位が変動する可能性があります。
勝点 得失点差
1位 甲府 85 +28
2位 京都 73 +16
3位 湘南 72 +20
4位 大分 70 +19
5位 横浜FC 70 +16
6位 千葉 69 +25
2位ということで自動昇格に一歩リードしている京都ですが、最終戦では甲府と対戦。
京都にとっては嫌なカードですね。
湘南は町田と横浜FCは岐阜と対戦するのですが、町田は現在最下位の22位で岐阜は20位と、こちらはJFL降格の可能性があります。
J2残留争いも熾烈となっており、現在の順位を確認すると…。
今期のJFLでJリーグ準加盟のクラブであり、かつJ2クラブライセンスを獲得できたのはV・ファーレン長崎のみ。
勝点 得失点差
19位 富山 35 -23
20位 岐阜 35 -27
21位 鳥取 35 -46
22位 町田 32 -30
現在、長崎はJFL残り2試合を残したところで首位で、長野パルセイロが勝点3差で追う状況となっています。
長崎が3位以下に落ちる可能性はすでになくなり、優勝で終われば長崎が自動昇格し、J2最下位のクラブが自動降格。
長崎が2位で終わればJ2・JFL入れ替え戦が行われることになり、11月23日と12月2日にホーム&アウェイで実施されます。
こちらも終盤まで熾烈な争いが予想され、J2の町田もまだ残留の可能性が残っていますし、岐阜も降格する可能性はありえなくもないと。
湘南と横浜FCはそういったチームと対戦することになるわけですから、簡単にはかたせてもらえないかもしれません。
なお、大分は松本山雅との対戦ということで、対戦相手の状況だけを考えれば、組みやすい相手ともいえるのかもしれません。
様々なドラマが交錯する中で、ジェフは最終戦にそういった絡みの少ない状況になってしまったのは、ちょっと残念ですね。
もちろん、自動昇格の可能性がなくなったことも含めてですけど、まぁそこはすでに厳しいだろうとは思っていましたし…。
逆にジェフとすれば、残り1試合でしっかりとプレーオフへの準備ができると前向きに考えることが、今となっては正解かなと思います。
自動昇格の可能性を残しておいて、ラスト1戦で涙するような結末では、最終的にプレーオフで失敗する可能性もあるかもしれませんしね。
2位から5位のチームをクラブを見てみると、意外とジェフがやりやすい相手は攻撃的なサッカーをしてくれる京都あたりでしょうか。
ただ、京都を順位的に上回るのは不可能なので、プレーオフのどちらかで当たった場合は、必ず90分間で勝ち越していなければいけないわけですが。
ジェフの最終順位がどうなるかにもよりますが、このままの順位ということになれば、やはり得点力が大事になってくるのかなぁとも…。
逆に横浜FCはリーグ戦では2勝しているわけですけど、山口監督に代わったこともあって、現時点で勢いを感じるチームでもあります。
どのチームもここにきて意地を見せてきていますし、一発勝負ですから楽な相手はいないのでしょう。
しっかりと対戦相手をリサーチするなど、徹底した勝負が求められるのでしょうね。