WEC2戦目で井原慶子がポイント獲得

 WEC(FIA世界耐久選手権)の第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースで、日本人女性ドライバーである井原慶子が9位入賞。
 フリー走行中に仲間のドライバーが負傷し2人体制での走行となったそうですが、見事にポイント獲得を達成しました。
 おめでとうございます!


 WECとは今期からスタートした選手権で、ル・マン24時間レースも含む、耐久レースのカテゴリーということになります。
 昨年まで行われていたインターコンチネンタル・ル・マン・カップ(ILMC)にFIAも協力して(というかFIA側の強い意志で?)、世界選手権として発展した形となっています。
 日本では10月には富士スピードウェイでの6時間レースも実施されます。


 今期から開催されているカテゴリーということで、井原慶子は日本人初のWECポイント獲得者ということになりましたね。
 井原慶子は元レースクイーンで、イギリス・フォーミュラ・ルノーやフランスF3などでもポイントを獲得しています。
 今期はガルフ・レーシングからWECに参戦し、6月に行われるル・マン24時間レースへの出走も予定されています。



 一方、トヨタからル・マン24時間レースに出走が決まっていた石浦宏明は、参戦の辞退が決定したそうです。
 ただ、その直後に元トヨタF1ドライバーだったトゥルーリが、ル・マンに参戦する可能性が欧州で報じられたそうで…。
 ル・マンのマシンにテスト走行したところ、背中に違和感を感じたため、というのが公式のリリースではあるわけですけど、実際のところはどうなんでしょうね。


 まぁ、ともかく今年はWECも組織化されて状況も変わり、日本人ドライバーも中嶋一貴荒聖治中野信治黒澤治樹、本山哲と多いル・マンですから、例年以上の盛り上がりを期待したいところです。
 …ただ、残念ながら今のところ、日本でのテレビ放送の予定はなさそうですが(コメント欄で情報いただいたところ、J SPORTSで放送があるそうです。こちらによると、スタート、ゴールは生放送となるようです。)



 明日、明後日は更新お休みいたします。