草津戦、過去2戦の屈辱を

 草津は現在10勝13敗5分で13位。
 リーグ戦ではここ5試合勝ち星が無く、先週末ホームで行われた天皇杯2回戦岡山戦も0-1で敗れています。


 J1昇格を目指すジェフはホームですししっかりと勝ちたい相手だと思うのですが、前回対戦した6月4日の試合では1-3と大敗。
 その頃からジェフ対策というのが明確になってきており、オーロイの周辺のスペースを守る戦い方で「オーロイの落としからの飛び出し」を封じられ、攻撃が上手くいかず敗れた試合です。
 逆にこのころから深井のドリブルに頼る方向になっていったんじゃないかと思います。


 ちなみに、昨年も11月に戦ったアウェイ草津戦では0-2で敗戦。
 この試合での敗戦によって、J1昇格がなくなった試合でもあります。



 ジェフとしては悔しい思いを2度もさせられているわけで、この試合は絶対に勝ちたいところ。
 両試合とも草津のホームだったということもあってコンディションが良かった印象もありますが、相手の良い部分を消すのが得意な印象がありますので、その裏を突く攻撃を作っていかなければいけないんじゃないでしょうか。


 先週の天皇は島根戦では内容はあまりよくなかったそうですが、伊藤大介がスタメン出場し68分までプレーできたことなどは良い収穫だったんじゃないでしょうか。
 ここ数試合、ゲッセルの負傷などもあってミリガンをアンカーとして起用してきたジェフ。
 ミリガンのボランチは京都戦では周りとの連携もあってバタバタした印象があり、前節の愛媛戦では相手がサイドアタック中心の攻撃だったため中央は経由せず、まだ評価を下すには早い段階かなと思っています。
 伊藤をアンカーで起用するのであれば確実にパスの出しどころを作れることにはなると思いますが、そこからの崩しが作れるのか…という問題もありますし、高さの問題も出てきます。


 例えばベトナム戦での日本代表は憲剛を途中投入して綺麗なパスワークができていきましたが、そのパスワークが綺麗過ぎて逆に「パスで崩そうという」意識が強まり、ラストパスが出てこなかった傾向もあったように思いますし。
 タジキスタン戦ではサイド攻撃からのクロスとパスワークとがバランスよく作れた結果、良いリズムが作れたんじゃないかと思います。


 愛媛戦でのジェフも同様に、伊藤を途中投入してパスワークは綺麗にはなったと思うのですが、そこから得点が作れるかとなるとまた別問題。
 伊藤も絡めてパスワークも安定した状況で、得点を奪う形を作れることが、理想ではないかなぁと思います。



 とはいえ、言うは易しでそんなに簡単な問題ではないとは思いますが。
 ともかく、上手く伊藤のパスセンスを活用しつつ、シーズン終盤戦を戦っていきたいところですね。
 あと、プレースキックのキッカーとしても期待したいところです。
 村井のキックも好きですけどね。