渡邊圭二、グロインペイン症候群からの復帰

 怪我により長期離脱していた渡邊圭二
 前節の鳥栖戦で試合に出場し、実に約1年半ぶりの公式戦出場となりました。
 BLOGOLAによるとグロインペイン症候群を発症し、本人も復帰できるのかどうか不安を感じていたようです。
(記事内では「グロンペイン」と書かれていますけど、正しくは「グロインペイン」ですよね。)



 グロインペイン症候群はサッカー選手に多くみられる症状で、中田英寿、アンリ、ジダンなど多くの大物選手も悩まされてきました。
 簡単に調べたところ、直接的な原因はスポーツヘルニアなど複数考えられるそうで、特定は難しいそうです。
 何らかの問題が起こって体の筋力バランスが崩れた際に、ボールを蹴るなどして腰をねじることで、鼠径部に痛みが走る…といった感じのようです。


 そのため、まずは安静にして痛みを抑えた後、筋力のバランスを整えることになるそうで。
 これが時間のかかる原因の1つのようですね。
 しかし、渡邊の場合、復帰までにかなりの時間がかかった印象ですので、他にも問題はあったのかもしれませんが。
 とはいえ、前節鳥栖戦でのプレーぶりは、昨年と変わらず。
 特に勢いに乗った時のドリブルスピードなどには、期待を持たせてくれました。



 しかし、今年のサッカーを考えると、SBではなくSHでの起用が主となりそうですね。
 SBでのプレーも見たいですけど、守備重視のプレーが求められることを考えると渡邊の良さも活かせないかもしれないし、ドワイト監督が思い切った起用をするとも思えないし…(笑)
 もちろんSHでも戦力として期待できるとは思いますが、SBからの攻撃参加によって前方の動きを活性化させるプレーが、渡邊の一番の良さではないかとも思うのですが。


 今は調子を上げてきた村井もいますし、深井も移そうと思えばSHに移せるし、アタッカー陣は比較的人数が足りていると思うんですよね。
 やっぱりもともとアタッカー過多で、中盤を構成できる選手だったり、水を運ぶ選手などが足りていないんだなぁと改めて感じてしまいました。