ザウバー、今期は4号車まで?
こちらでヨーロッパGP土曜日、予選を終えてからの可夢偉の囲み取材の内容がアップされています。
そこで今期のマシンに関して、「4号車で終わっちゃうような気がしますよ」と可夢偉本人が話しています。
1シーズンを4台のマシンだけでまわすというのは、結構な驚きではないかと思います。
文中では「BMWザウバーの頃は9号車まであった」と記者に突っ込まれていますけど、かなりの予算を贅沢に使っていたトヨタやホンダなどは15台前後のマシンを使っていたのではないかと思います。
カナダ、バレンシアで可夢偉が使用したマシンも、ペレスが走行中、他マシンのパーツが飛んできて壊れたものを修復したものですし、そのあたりの影響も気になります。
もちろんシーズン中にBスペックを作成するかどうかといった問題や、Tカーの禁止などのレギュレーションの変化の影響もあるのでしょうけど、それにしても少ない気がします。
ここまで可夢偉が着実にポイントを稼いできたザウバーですが、想像以上に資金面は厳しい状況なのでしょうか。
カナダのドライコンディションあたりから、相対的にライバルに対するスピード不足も感じますし、マシンの開発を見ても厳しい状況に立たされているのかもしれませんね…。
もともと昨年のマシンから大きな変化のないマシンだった分、これまでは昨年のうまみを残して結果を出してはきましたが、その分のアドバンテージもそろそろなくなってきたということでしょうか。
可夢偉とザウバーにとっては、ここからが本当の意味での頑張りどころなのかもしれません。