アジアラウンドが終了し、トルコGP開催中
今週末、F1トルコGPが開催。
アジアラウンドが終って、ヨーロッパラウンドのスタート…ということになるのでしょうが、ちょっとトルコだとヨーロッパラウンドという印象は薄い気がしますね(笑)
毎年、ヨーロッパラウンドでは各チームの本拠地が近いということで、マシンの大幅なアップデートが行われることになり、そこが大きな節目となる可能性があります。
今年も前戦の中国GPから期間があったということで、各チームアップデートは実施してきてはいますが、気分的には次のバルセロナが本格的なヨーロッパラウンドのスタートなのかなぁなんて思うのですが…。
前戦中国GPではベッテルを抑えハミルトンが優勝、メルセデスGPの復調の兆しも見えてきて、徐々に開幕戦からの流れの変化が見えたレースでもありました。
しかし、ベッテルは2ストップ作戦が裏目に出たところもあって本人は非常に落ち着いた表情でしたし、メルセデスGPのパフォーマンスも気温が高かったことが追い風になったのではないかとも言われていますから、まだまだそれらの変化がシーズンのターニングポイントになっていくかどうかはまだまだわからない…。
そんな状況でアジアラウンドが終了していました。
ですから、次のトルコGPではそのあたりを確認出来れば…と思っていました。
また、トルコは高速で大きく回り込む8コーナーが非常に難しくチャレンジングなレイアウトになっていることでも有名で、そこではマシンに強い遠心力がかかるためピレリタイヤの耐久性も問われるサーキットとなるのではないかといわれていました。
このため、これまで以上にピットストップを求められるのではないか?という予想もされています。
各チームのマシンのアップデートも出来も非常に気になるところで、見所は盛りだくさん。
…だったのですが、何とトルコは今週末雨模様。
天気の影響もあってか気候も低めと、予想外の展開になりました。
トルコはヘルマン・ティルケ設計のサーキットの中でも面白いコースだと思うので、純粋なレースを楽しみたかった気もするのですが…。
ただ、まだ土・日も雨が降り続けるかどうかは、現段階でもわからないようなのですけどね。
金曜日の午前中も雨が降り、各チームあまり走行距離は伸ばさず。
現在のレインタイヤは、タイヤメーカーへのコスト削減のため週末を通して本数制限がされています(ウェット3本、インターミディ4本)。
とはいっても、セッティングなどは煮詰めていかなければいけないわけですから、その判断が難しいところ。
午後は天気が回復し、各チーム本格的に走行を開始していましたから、土曜・日曜はドライコンディションで戦えると予想しているのでしょうか。
そうなれば、ウェット時のセッティングはしなくてもいいはずですしね。
(ただ、可夢偉あたりは、午後も新パーツのテストのための走行がメインになってしまったようですが…。まぁいつものことですけど。)
なお、午前中の走行では、ベッテルがクラッシュしマシンが壊れ、午後は走行できず。
…それでも余裕の表情をしていたところが、厄介ですね(笑)
別にベッテルが嫌いだとか、他のライバルドライバーを応援しているとかではないのですけど。
雨になれば今季初のウェットコンディションですから、各チーム・ドライバーの雨への対応能力やピレリのレインタイヤにも注目です。
明日の更新はお休み。