チーム・ロータス、ロータス・ルノー、ザウバーが新車を発表
チーム・ロータスのT128はこちら。
今期トレンドとなりそうなハイノーズを採用。
ロープフープ周りも昨年のメルセデスGPのような形状になっており、サイドポンツーン上部の左右への張り出し方も今期のフェラーリ(昨年のマクラーレン)のようなデザインになっていますね。
さすがは昨年新規参戦チームで一番の活躍を見せたロータスですね。
今期どこまでいけるかはわかりませんが、マシンへの工夫を感じます。
今期から黒×金となり名称も変更となったロータス・ルノーも、新車R31を発表。
一番目立つのは昨年レッドブルが使用して成功した、プルロッド式のリアサスペンションを採用していることでしょうか。
この結果リア周りの処理がレッドブルに近くなった印象を受けます。
またノーズの形状も変わり、全体的にシャープになった印象があります。
そして、小林可夢偉が乗るザウバーの新車C30はこちら。
フロントはハイノーズのまま幅が広くなり、インダクションポッドの下部が空洞になっており、サイドポンツーンの入り口も変化し、前後サスペンションも変わっています。
またノーズ下からコックピット下部へのエアロパーツも、非常に複雑になっています。
これはロータス・ルノーも同様ですね。
マルチディフューザー禁止となったことで、ディフューザー前の計上を工夫してダウンフォースを稼ぐ傾向になっていくのでしょうか。
ハイノーズもそのあたりの発想から来ているのかもしれません。
しかし、全体的にみると、思ったよりは変化が少なかった印象ですね。
これが吉と出るか凶と出るか…。
昨年のルノーを見れば大きく変えなくともいい結果が出る場合があこともわかっていますし、昨シーズン途中から加入したテクニカルディレクターのジェームス・キーが今までのアイディアを綺麗にまとめる形になった…と、前向きに考えたいと思います(笑)
しかし、それよりもカラーリングがいまいちな気が。
昨年のカラーリングを継続することはなかったんじゃないかと思うのですが…。
可夢偉が乗れば、ヘルメットが赤なので多少バランスが良くなるかな?
なお、こちらなどではシェイクダウンの動画がアップされています。
本日から予定されている合同テストは3日予定されているのですが、可夢偉は初日だけでセルジオ・ペレスが残り2日間を担当するのですね。
新人に経験を積ませることも重要なのでしょうか、開発の部分などは大丈夫なんでしょうか。
ともかく今日のテストで、しっかりと走れることを期待したいと思います。