W杯、日本と欧州の時差問題

国際サッカー連盟(FIFA)が17日に公表した2018年と22年W杯開催立候補地の調査報告書で、22年に初の単独開催を目指す日本が厳しい判定を受けた。収入の面で、最大マーケットである欧州との時差から「放送権料の下落と、それによる欧州市場での減収が心配される」と指摘された。財政援助や安全対策に関する政府保証も十分に得られていないとして「法的なリスク」も「中程度」の評価だった。(報知

 また、欧州の放映時間問題か!
 これによってナイトレースになったのが、シンガポールGP。
 今期最終節となり季節が若干変わったことで、夕刻の暗さの増したアブダビGPも欧州時間に合わせたもので、日本GPや韓国GPまでも欧州時間に合わせて時間をずらされることとなりました。
 これにより雨天で時間が押しに押してしまった韓国GPは、暗闇の中のポディウム…ということに。
 まぁ、一般的な照明器具設置の遅れもあったそうなのですが。
 シンガポールGPの成功で次のナイトレースは日本か韓国か、それとも中国か…なんていわれたこともありましたが、市街地で特殊照明器具を置きやすく立地的に観客の帰路も確保しやすいなどシンガポールの利点もありましたし、さすがにそう簡単にはいかない…ということになったようですね。


 ならW杯も遅い時間にやればいいじゃないか…と言っても全試合を夜間にやるというのも無理でしょうし、夜にやっても欧州で朝方になるというのは放映権販売にとってあまりおいしくないのでしょうか。 
 F1にせよサッカーにせよ、放映権で多くを稼ぎだしている欧州だからこそ、起こりうる問題ということなんでしょうね。
 政府の援助問題も欧州ではスポーツイベントを政府がサポートするというのは普通なんでしょうけど、日本だと「勝手にやって」という印象もあるし、これまた文化の違いなのかなぁとも思うのですけどね。
 さてさて…。