判定基準の違いで審判に異議申し立て検討

 イングランドから派遣されているスチュワート・アトウェル審判に関して、「他の審判と判定基準が違い過ぎる」とクラブ側からの異議申し立てを検討しているというニュースがアップされました。
 千葉ダービーではアントニー・テイラー氏が審判を務めましたけど「基準が違う」といった問題ではなく、2度ほどアフターでタックルに行き「これはイエローだろう」というプレーに関してもカードは出さず(1つはファールすら出なかった)、決して安定したレフリングとは言えなかったと思います。
 どちらもジェフ側のプレーだったので、助かったといえば助かったわけですが(笑)
 逆に柏に関しては厳しめの遅延行為によるイエローもありましたし、試合終了のホイッスルも明らかに柏のチャンスだったタイミングで吹かれてしまい(しかも時間的な余裕もあったはずで)、可哀想な部分がありました。


 プレミアでも笛を吹いた経験は多少あるそうですが、やはりイングランド人だからといって皆が皆いいとは限らないということではないでしょうか。
 選手に関してもそうですけど、あまり西欧だからといって“憧れの眼差し”ばかりで見るのも良くないのかなと。
 オシム監督もそういった意味で、「冷静に自分達を分析すべきだ」というような意味合いのことをを言っていたはずですし。
 …まぁ、いつもよりはネットのアピールが少なかったような気がするので、そういった点でのメリットはあったのかもしれませんね(笑)


 真面目に考えるとすれば今回の審判交流プログラムは受け入れよりも派遣の方が大きな意味のあるものだと思いますし、こうやって逆に「あれ、意外と日本人の方がいい時もあるんじゃない?」と感じることができれば、それはそれで効果があることなのかなと思います。
 ただ、それによって試合を壊されたり、イエローを多数出されてしまっては、さすがに困りますけど。