ミリガン、11日に親善試合を行う豪州代表に選ばれる

 オーストラリア代表は8月11日にスロベニア戦とW杯後初となる親善試合を行うそうです。
 20人の代表メンバーが発表され、ジェフのミリガンも選出されました。
 メンバー一覧はこちらなどで。



 06年のドイツW杯に続いて、10年の南アフリカW杯のメンバーにも選出されたミリガン。
 北京五輪代表ではキャプテンも務めた経験があり、オーストラリアでは将来性を高く期待されているようです。


 ジェフでのプレーを見ると、確かにスピードもあって前にボールを奪いに行ける選手で、他選手との連携もしっかりと取りながら守れている印象があります(外国人選手はそこが課題だったりしますしね)。
 ボールを持った後のプレーに関しても、まだジェフでは活かしきれていない印象がありますが、先日の柏戦でも質の高いロングフィードを出していましたし、シーズンが進むにつれビシッと入る縦パスを出せる機会も増えてきて、攻撃面においてもポテンシャルの高さを感じます。


 しかし、一方で何でもないプレーでミスをするなど、時おり軽いプレーを見せることがあり、そこが代表レベルまで行くと課題なのかなぁとも思います。
 それとCBとしては(本人は基本的にはCBでプレーを希望しているようなので)タイプ的に高いラインで組織的に守るサッカーがあっている選手だと思うので、オーストラリア代表がどういったサッカー、どういった守り方を目指すかによって、立場が違ってくるのかなぁと思います。



 そうなってくると次期監督のスタイルも気になってくるのですが、現在は暫定監督ではありますが、なんと今回はあの大分でも指揮を執ったハン・ベルガー氏が監督を務めるとのこと。
 ハン・ベルガー氏は09年からオーストラリア代表のテクニカル・ディレクターを任されていました。


 ハン・ベルガー監督と言えば、大分では非常に組織的な高いラインを保ったサッカーを実行していた印象が強い監督さんです。
 あのサッカーをオーストラリアでもやるとするのであれば、ミリガンにとっては相性の良い監督といえるのかもしれませんね。
 出来れば暫定ではなく、そのまま監督として残ってほしいところではないかと。



 ジェフとしてはオーストラリア代表として良い経験を積んで、ジェフに還元してほしいと思います。
 ただ、どうしても気になるのは日程やコンディションの問題ですね。
 今回もいつ離日するかはまだわかりませんが、1月にはアジアカップもあるわけで、そちらの影響も心配です。
 とはいえ、そのあたりはミリガンを獲得した時点でわかっていたことであり、ミリガンのことを考えて前向きに送り出したいですね。
 その分、残った選手達の奮起にも期待したいと思います。