千葉ダービーを転機にチームは変われるか?

 さて、明日はいよいよアウェイ日立台千葉ダービーということになります。
 最近のバタバタもあって、水野がどうのとかは、一気にどうでもよくなってしまいました(笑)
 ともかく何よりも結果が大事な試合となりますね。


 ジェフとしてはこの試合、なんとしても負けないことが最優先になるのではないでしょうか。
 ジェフは現在昇格県内の3位をギリギリキープしている状況。
 柏は17戦経過して13勝4敗。
 未だに無敗でJ2独走状態となり、早くも来季の準備に取り掛かっています。
 ジェフとの勝点差は12にも上り、少なくとも現在のチームとしての完成度は、あちらの方に軍配が上がるのではないでしょうか。
 しかも、ジェフは前節札幌相手に無残な大敗を喫しており、ここで負ければ2連敗。
 アウェイであることも含めて考えれば、勝つこと以上に、引き分けでもいいから勝点をもぎとることが大切なのではないかと思います。
 無論勝てればそれに越したことはないですけどね。



 そう考えていくと、重要なのは守備面かなと思います。
 もちろん自陣に引いて守れるだけの守備は形成できていませんが、ひきすぎないことに注意しながら守備を重視する。
 特に不安なのはサイドの守備ですね。
 前節狙われたアレックスはもちろん、ウイングの守備へのフォローの少なさも気になりました。
 工藤や勇人が攻守において中盤のバランス調整ばかりに気をとられているのも、ウイングの二人が守備面とビルドアップ面で貢献できていないことに問題があるのではないかと思います。
 少なくとも1人はそういった仕事の出来る選手を置いた方が、バランスが良いのではないかと思います。
 あまり万能ウイングタイプというのは多くないジェフですが、例えば米倉とか守備面で考えれば太田あたりでしょうか。



 守備を重視するのは、引き分けを狙う意味だけでなく、勝つことにおいても重要になるはずです。
 というのも、柏の成績表を見ると非常に目立つのが総失点9という数字。
 これはJ2最少失点にあたり、J2で7位タイの総失点数になっているジェフの18失点と比べると、2分の1の数字となります。
 ですから、ジェフはそう簡単に得点を奪えるチャンスを多く作れないかもしれない。
 ジェフとしては、ロースコアでの勝負を期待したいところではないかと思います。
 しっかりと守備面で90分間集中した試合を行うこと。
 これがジェフ第一の目標となるのではないでしょうか。


 なお、この試合ではパク・ドンヒョクが出場停止。
 柏の堅い守備の中でも特にCBの近藤とパクはキーマンになっていたと感じるので、ジェフとしては追い風になるのでしょうか。


 
 なお、柏の独走に関してはスポナビのコラムで興味深い分析がされています。
 要約すると強固な守備をベースに若い攻撃陣をうまく使ってチーム全体を活性かしていったとのこと。
 後半は水野獲得の意義などについても。





 前節の大敗。
 今節は首位でかつ千葉県内のライバルである柏が相手。
 ジェフはモチベーション高く試合に臨めるはずで、それがどうチームを変えるのかに、大きな期待を抱きたいと思います



 なお、この試合の審判はイングランドから派遣されているアントニー・テイラー氏になる予定とのこと。
 荒れる試合になると予想されているのでしょうか(笑)


 残念ながら私はチケットを確保できず…。
 テレビの前で良い結果を祈っていたいと思います。