ルノー、クビサ1人でテストスタートの可能性も

 こちらの記事によると、ルノー新チーム代表エリック・ブーリエはテストまでにセカンドドライバーを決める予定だが、もし決まらなければクビサ1人で2月からのテストをスタートする考えを明らかにしたそうです。
 また、ベテラン2人と新人2人が候補に挙がっているとも明かしています。
 ベテラン2人というのは佐藤琢磨ニック・ハイドフェルドでしょうが、新人の方はロシア人のヴィタリー・ペトロフと、グラビティ・スポーツのホーピン・タンかジェロームダンブロージオか…といった感じでしょうか。
 以前は5人の候補がいると話していたはずなので、1人は脱落したということになるのかもしれません。


 しかし、これ以上引っ張られると、候補者たちはかなり辛いですね。
 現段階でもかなり遅れている状況ですから。
 例年も持参金付きのドライバーは発表が遅れるケースがあります。
 最後までスポンサーとの交渉があったり、値段のつり上げなどがあったりするのでしょうが。


 そういったドライバーは若手である場合が多く(そうでない場合もありますけど)、その交渉で1年を棒に振ってもまだ再起のチャンスはあるのかもしれません。
 しかし、琢磨とハイドフェルドはもうベテランの域。
 交渉を延ばされれば、その分他の可能性も少なくなっていってしまうでしょうし、厳しいですね。
 しかも、延ばされた後にシートを獲得したとしても、テストの機会はあまりもらえない可能性があり、クビサとの差が付いてしまいます。


 ハイドフェルドメルセデスのテストドライバー候補になっているようだからまだいいのかもしれませんけど、琢磨の場合は…。
 ジル・ド・フェランがアメリカのインディに新チームで参戦するという話しに関して、未だに琢磨の名前もたまにでてきますが、そのチーム自体がどうなるかわからない状況ですし。


 そういえば、アメリカつながりで新規参戦組のUSGPはどうなるんでしょう…。
 「開発は順調である」というアナウンスこそありますが、誰を起用するかなどは全く聞かれてこなくなってしまいましたが。



 なお、F1の公式サイトで、ルノードライバー候補の投票が行われています。
 公式サイトでこんなことをやるってのがすごいですね。
 お遊びでこれが実際の決定に影響することはないでしょうけど、現在ハイドフェルドが1位、琢磨は2位となっており、なんとなく負けているのは悔しいのでお暇がある方はぜひ御協力を(笑)