米倉、練習試合でハットトリック


千葉は30日、明治学院大と練習試合(45分×2本)を行い、若手MF米倉が、“3分間ハットトリック”の活躍で、3日の浦和戦(埼玉)へアピールした。1本目に先発し、28、29、30分と立て続けにゴール。先発した9月12日の新潟戦では決定機を逃すなど不完全燃焼だっただけに「得点という意味では良かった」と納得顔。試合は1、2本目ともに3―0で勝った。(報知
 練習試合ですから結果はさほど重要ではありませんけど、今期に入ったあたりから良く「結果がほしい」とコメントしていた米倉ですから、うれしいハットトリックなのかもしれません。


 ただ、個人的にはどんどんゴール前でゴールやアシストを狙うようなタイプの選手ではなく、どちらかと言えば落ち着きの作れる選手になってほしいと思うのですけどね。
 もちろん両方できる選手になることが最終的には望ましいのですが、最近の試合を見ているとちょっと米倉にしては前に急ぎすぎる部分があるような気もします。
 シュート力もあってクロスの精度も高い選手ではあるのですが、鋭いドリブルなどを持っている選手ではないですから、縦に急いでも行き詰ってしまうこともあります。
 それに縦にしかけるプレーなら他の選手でもできるはずですし、冷静にスペースを見て前進できるような選手になってほしいかなぁと私は思います。
 



 このあたり、今のコーチングスタッフはどのように米倉を見ているのでしょうね。
 若手選手にとって酷なのは、監督がコロコロ変わって指導方針も安定しないこと。
 米倉はまだいい方なのかもしれませんが、かわいそうなのは益山ですね。
 ミラー監督の下でサイドハーフとして起用され、「このままブレイクするのではないか」と思われた矢先に監督交代。
 新体制でSBとして出場し散々な結果となり、以降は公式戦の出場機会がなくなり、練習試合でも主にDFラインを任されることが増えてしまいました。
 もちろん益山1人のために監督交代を待ったりすることはできないわけですけど、若手を育てるためにもチームの基盤をしっかりと固めなければいけませんね…。