ロータスの参戦決定と14番目のチームの可能性
今年の6月に来季からの新規加入チームの発表がありましたが、新加入に漏れたチームは補欠扱いとなっていました。
その後、BMWがF1撤退を発表したため、その補欠リストからロータスが選ばれ、来年からの参戦が決定となりました。
ロータスは往年のF1チームの名称ではありますが、実態はマレーシアを本部とした新興チームとなるそうです。
マレーシアは99年からF1が開催され、自国ドライバーのアレックス・ユーンの参戦などもあり、当初はF1人気が高まっていましたがユーンの不振もあって、F1人気は一気に下降していったという状況にあります。
そのあたりの経緯もあって、マレーシアチームとなるロータスが選ばれたのではないでしょうか。
一方、BMWザウバーの方はスイス系の投資会社Qadbakへの売却が決まりました。
もともとザウバーはスイスにファクトリーなどを持つF1チームでしたから、そのつながりで…ということなのでしょうね。
上記の通り、13番目のチームはロータスとなってしまいました。
しかし、FIAは新生BMWチームを14番目のチームとして参戦させる可能性を示唆しています。
もしすべてがうまくいけば、F1ファンにとってはうれしい話しです。
ただし、一方でそこまで多くのF1チームが参戦することで混乱は起きないのか。
今までも下位チームはテレビなどでの露出が少ないという主張をしてきましたが、うまくそういったチームをフォローできるのか。
全ては安価でもF1に参戦できる状況を“F1村”が作り出せるかどうかだと思うのですが、これに関しては長期的に見ていくしかないのでしょうね。