巻誠一郎をターゲットに?
巻をターゲットにするような形すら出来てないと思うのですが。
一方の千葉だが、昨季終盤の奇跡的な残留劇を演出したミラー監督が今季はシーズン当初から采配を振るうということで、大きな飛躍が期待された。開幕は優勝候補・ガンバ大阪に苦杯。2戦目の千葉ダービーも1−1の引き分け。勝ち点3が遠い状況だ。昨季も開幕から不振が続き、12試合目でやっと白星を挙げる惨状だった。それだけに今季は何とか勝ち点を積み重ねる必要がある
(中略)
今季の千葉は高い位置でボールを奪い、巻誠一郎をターゲットにしながら速い攻めでゴールを奪うサッカーを試みている。前半はそのコンセプト通りいいプレスを見せ、何度か巻にボールが入り、そこに谷澤や米倉恒貴が絡んでいた。(J SPORTS)
それが攻撃のコンセプトかどうかも今のところ見えてきてないし、むしろカウンター狙いで巻は無視してドリブラーたちが個人突破でチャンスを作るってのがコンセプトじゃないでしょうか。
後ろの選手としてはボールを奪ったときに前に巻しかいないからとりあえず巻に出すしか選択肢がないのだけれど、そこからの細かな連動した動きというのは出来ていないから攻撃が“つながって”いかない。
それはコンセプトとはいえないでしょう。
もしかして「“巻をターゲットに”と書いておけば間違いない」と思ってないかい?
なぜか山形との比較的なコラムになっていますね。
比較されると恥ずかしい気もしますが。
山形は非常にシンプルで素晴らしいサッカーをしていると思います。
守備はFWがしっかりと相手DFを追い、前線からしっかりと守るディフェンスをしています。
「守備的なサッカー」といわれがちな山形ですが、今のところそんなこともないでしょう。
堅守ではあるが、守備的じゃない。
守備的ではあるが、堅守ではない。
ここが大きな違いです。
攻撃もチームでやることがはっきりしているので、ボールの流れがとてもスムーズ。
サイドからクロスで長谷川を狙うのが基本的な狙いで、片方のサイドで攻撃がつまれば無理をせずにサイドチェンジ。
サイドを攻め込む間に、古橋などが動き回ってパスコースを作る。
これによって、攻撃が単発ではなく相手も読みにくくなる。
そして、何より攻守に運動量が豊富で、気持ちの部分を強く感じる。
このまま山形が結果を残していけるかというと、ライバルも対策を考えてくるでしょうからそう簡単ではないでしょう。
けれど、ついつい応援したくなるような、しっかりと志を持ったサッカーをしているんじゃないかなぁと私は思います。