ニック・フライへの批判について


ニック・フライといえば、スーパーアグリの撤退騒動での一連の振る舞いが記憶に新しい。そもそも佐藤琢磨をホンダから追いやったのもニック・フライの影響が大きいとされており、その後の佐藤琢磨の扱い、そしてスーパーアグリに対する介入や度重なる発言など、日本のホンダファンにとっての印象は良いものではない。これまで彼は、親会社である本田技研ではなく、あたかも彼がオーナーであるかのように振る舞ってきた。
(中略)
英国のHonda Racing F1 Teamはどうか。どうしてもレース屋ではなく、ビジネスを念頭に置いた政治を楽しむ“政治家”にしか見えなかった。レース屋としての緊張感が感じられなかった。いや、Honda Racing F1 Teamのスタッフは懸命に努力をしていたかもしれない。しかし、上層部、というかニック・フライの振る舞いにそれを感じることができなかった。(F1-gate
 なんだかマスコミによるニック・フライへの批判が高まっています。
 …が、今さらじゃね?


 何で今まで大事な時にそういったアクションを起こしてくれなかったのか。
 批判するのであれば、もっと前に言っておけよと。
 あれですかね?ホンダが怖かったか?


 今さらニック・フライを叩いて何の意味があるのか、さっぱりわかりません。
 あの人が多くの問題を抱えていたのは明らかだったわけで、今叩くのであればその問題を抱えていた人物に最後まで振り回され続けていたホンダを叩くべきでしょうが。


 むしろ今は頑張ってほしいとすら思いますよ。
 不本意ですけどね。
 これ以上F1チームにいなくなられたらF1ファンとして困りますし、佐藤琢磨にも影響がある。
 それにもう日本とは関係ないんだから、何されようがかまわないし。
 例えホンダの遺産で成功したとしたって、それはホンダが馬鹿なだけだし。


 …と言うか、フライは被害者ぶってるけどホンダが撤退したのは、こいつにも責任があるわけだからその後処理ぐらいはしっかりやって見せろよと思うわけです。
 それで鈴木亜久里代表のように苦しんでみろ!というが私の本音ですけどね。




 一方、こんな話しも…。


後にある関係者から聞いた話によれば、その数週間前に心臓まひで亡くなったポスルズウェイト博士は、既にホンダが方針転換する可能性を知らされ、ひどく心を痛めていたという。(日刊
 この話し、当時から話を知っている人からすれば、なかなか衝撃的ではないかと思います。
 いや、薄々は感じていて「本当は社長交代の影響の方が大きいんだろ?」という報道はあったし、私もそうだろうと思っていました。
 けれど、それでもハーベイ氏がなくなった影響も少しはあるのかなぁと思っていたのです。
 が、なんとハーベイ氏が御健在の頃からその話しがあったとはね。
 でも、これもソースははっきりしていないの納得できてしまうのが、残念な所ですね…。

ドライバーや現地スタッフだけではない、過去2シーズンの悲惨な成績にも耐えながら「すべての資源を2009年に集中する」という言葉を信じてホンダに声援を送り続けた多くのホンダファンはもちろん、厳しい経済状況の中で何とかF1活動を継続しようと、ともに動き始めたばかりだった、他の自動車メーカーやF1チームの努力に対しても、日本GP開催に向けて力を注いできた鈴鹿サーキット鈴鹿市の人たちにとっても、また、F1だけでなく、なかなか市民権を得られないモータースポーツの存在を何とか支えていこうと努力してきた多くの人たちの気持ちに対しても…。モータースポーツの世界で生きる人たちの目線から見れば、今回の撤退は、実に無責任な裏切りだと言わざるを得ない。仮に企業としての判断でF1から撤退せざるを得ないとしても、その余りに大きな影響を考えれば、ある程度のリードタイムを持って撤退することが最低限の責任だろう。