会長の会長による会長のための大騒ぎ
まぁ、一番予想できる結果でしたね。
昔、私の友人が女性に一方的に惚れられていたのに、その女性の友達から「急に冷めちゃったらしいよ」と聞かされたという話しがありますが、そんな感じ。
いや、だいぶ違いますね（笑）
でも一方的に騒いで、こちらの言い分も聞かず、一方的に終ってしまったという意味では、近いところがあるんじゃないかと。
ただまぁ…。
なんというか、一番の問題…ようするに、天皇杯の自分達で権威をもっと高めていくタメにはどうすべきかに関して具体的な話しはなされたんでしょうかねぇ。
大分は優勝したナビスコ杯決勝から先発１０人を入れ替えて臨んだ天皇杯４回戦でＪ２鳥栖に敗退。千葉も直近のリーグ戦から７人を入れ替えて清水に敗れ、犬飼会長が問題視していた。背景にはリーグ戦を重視するクラブの意向があるため、犬飼会長は「今のままなら毎年起こる問題。どの大会もベストメンバーで戦える方法を考えてほしい」と主張。（サンスポ）
そこが肝心だと思うのですが。
この話しが出たことだけが、唯一の救いかなぁと思います。
結論は来年度の天皇杯開幕前までに求める意向で、場合によっては天皇杯決勝の元日開催を見直す考えも示した。
これによって、秋春開催実施のためにあえて大げさに言ってみたんじゃないか？という話しは、少し違うのかなぁと思わなくもないです。
…というか、本気で秋春開催に意向するつもりであればわざわざ天皇杯の日程を変えなくともOKなはずで、そのあたりはどういった話し合いがされたんでしょうね？
犬飼会長は北京五輪後の技術委員会の会議をオープンにするとか言っていましたけど、その前に自分達の会議をオープンにして欲しいところですね…。
また、日刊にはジェフの方は間違いだったという話しもきちんと出ています。
まぁ、誤りと言ったってね。
処分がなかった上に、この日は千葉への批判が間違いだったことも分かった。犬飼会長は「データがそろっていない段階で、千葉と大分という話がきた」と弁明し、Ｊリーグが定めるベストメンバー規定（天皇杯は対象外）を照らし合わせると磐田と仙台も違反していると指摘。はからずも、情報の集約のお粗末さを露呈することとなった。
天皇杯にはしっかりとしたルールがないんだから、当てはめるべきモノは何もないわけだけど。
しかし、それにしてもそれに対する言い訳が酷い。
「データが揃う前に話しが来た」って。
しっかり確認する前から、けんかを吹っかけてきたということなのでしょうか？
しかも、これでは自分のせいではないかの言いよう。
誤りであることを認めるのであれば、ジェフにきちんと謝罪してきたんでしょうか？
唯一報知ではまともなコメントが出ていたので、反省しているのかなとも思ったのですが、日刊を読む限りそんな感じではないようですねぇ。
でも、実際には天皇杯のスケジュールを変えるってそんなに簡単なことではないと思うんですけどね。
「リーグ戦も天皇杯もベストメンバーで戦える方法を話し合っていく。（恒例の）天皇杯の元日決勝も全部ひっくるめて考える」と会長は話した。
予選の日程もずらすとなれば、日本中の日程を変えなければいけなくなりますし。
小手先の日程変更だけでは問題は解決しないと思うのですが、そのあたりをわかっているのでしょうか。
結論は来年の天皇杯開幕までに持ち越しということですが、本気で変えるつもりであればそんな悠長なこと言っていられない気もするのですが。
ところで、今回の一件もあって犬飼会長を解任の動きもちらほら出ているようです。
心情的にはわかるし反対するつもりも全くないですけど、個人的な意見では解任とまでなると賛同はしかねるかなぁと思います。
ジェフサポ目線で言えば、前任の会長のように監督を強奪するなど直接的な被害を被ったわけでもないし、今回も結局処分が出たわけではありません。
サッカーファンとしては日本のサッカー界をこのような会長に預けることに不安はありますけど、現実問題としてここで犬飼会長に辞められて旧派閥（古河閥）なんかが出てこられても困るし、Jリーグクラブ出身の会長というのはそれだけでも意味があるはずで。
それよりもこのような会長が野放しにされてしまう、マスコミや協会内部など日本サッカー界全体の環境の問題の方が大きいのではないかと思います。
そこを変えない限りは、いくら会長が変わっても意味はないんじゃないかとすら思うのです。
それに、本気で解任させたいのであれば、相手がはっきりとおかしなことをやらかした後に動くべきではないかと。
失言癖（笑）だけでは解任に追い込むには弱いし、現段階ではまだ多くの人を賛同を獲れないんじゃないかと私は思うのです。
どうせ放っておけば何かをやらかしそうな気もしますし、それまでは溜めておくというのもありなんじゃないかと（笑）
まぁただ、今回の件でジェフと大分がダシに使われた感は否めず。
そういう意味では大いに憤りを感じますけれど、たぶん前任者のせいで基本的に失言には慣れちゃったんでしょうねぇ。
それはそれで非常に良くないことだと思うんですけど。
ほら、言ってる側からまた失言ですか？
デイリー以外は申し合わせたように、どこも「（犬飼会長にではなく）協会幹部に話した」と書いているのが、非常に気になるのですが…。
サッカー日本代表の前監督、イビチャ・オシム氏（６７）が、日本協会の犬飼基昭会長（６６）に監督復帰を断念する意思を伝えていたことが１４日、分かった。
１０日夜に都内で犬飼会長と会食した際、「現場はもう無理だ」と話したという。（デイリー）
