オシム前・監督、近日の退院が決定
全然早くないと思います。
昨年脳梗塞で倒れてから、リハビリを行って驚異的な回復を見せている、前日本代表監督のイビチャ・オシム氏(67)が、近日中に退院することになった。24日、川淵キャプテンは改めて「近いうちに退院できる。その後、会見をするなど考えている」とこの日、協会でのラジオ収録のあと話した。昨年11月16日に自宅で倒れて以来、3ヶ月とわずかの「超スピード退院」となる。
いたって普通でしょう。
今の法律上からして入院から3ヶ月となったら、他の施設に転院するか自宅復帰するかのどちらかになるはずです。
でも、外国人であるイビチャ監督が日本の施設に行っても、あまりいい環境が得れるとも思えませんから。
もっともこのあたりの法律は、今年の4月に変わる可能性があるそうなのですが…。
退院は非常にめでたいことではあります。
しかし、脳梗塞という病気の性質上、「退院する」=「急激に病状がよくなる」とはなりません。
脳梗塞は後遺症の残る可能性が高い病気ですので、入院中から徐々にその後遺症と戦っていたわけです。
そして、その戦いは自宅復帰してからも続くわけで、重要なのはその後遺症がどれだけ重いのかと今後どれだけ回復する見込みがあるかでしょう。
その辺りは退院とはほとんど因果関係がありませんからね。
ということで、退院してからもリハビリは今まで同様続けていかなければいけないでしょうし、退院するかよりもどれだけの後遺症が残っているかが、ご本人とご家族にとっては重要なことなんだと思います。