オーストラリアGP決勝リザルト
一応畳みますか。
結果だけ見れば、中嶋一貴がポイント獲得ということで、マスコミが騒いでおります。
それは確かにめでたいことだけど、レースでは「最低限の仕事をした」レベルでしょう。
もちろんそれ自体は素晴らしいことだけど、それ以上でもそれ以下でもないと言っていいのではないでしょうか。
前を行くクビサに衝突してペナルティをもらったり、レース序盤にホイルスピンして後続のマシンが衝突したりと、結果は良かったけれど内容を見るとどうなんだろうと思います。
これだけアクシデントが多発しなければ、ポイントも厳しかったのではないかと。
しかも、前評判の高かったレース中のファステストラップは、チームメイトのニコ・ロズベルクが全体の5位で1'28.090なのに対し中嶋は13位で1'29.639と思ったより差がついてしまった。
ただし、一方で苦手といわれていた予選のタイムでは、ニコと比べてQ1で約0.6秒差、Q2で約0.4秒差とこちらはあまり差がつきませんでした。
Q2では順位にすると7番手も差がついてしまうので、チームとしてはもう少し頑張ってほしいところだろうけど、走りなれないサーキットであることも考えればまずまずなのでは。
個人的には予選は良かったけれど、決勝はイマイチだったのではないかという印象です。
一方、佐藤琢磨は走らないマシンで頑張っていたんじゃないでしょうか。
予選も常にデビットソンより上だったし(もっともデビットソンは「パーツがない」と嘆いていたのでイコールコンディションではないかもしれんが)、何より決勝での頑張りが目立っていました。
「チームが酷い状況なのであれば今年、参戦することに意味があるのだろうか」とまで思っていたけれど、どうしてどうして。
序盤の混戦を上手く回避したこともあり、中位まで上がってきました。
これならば参戦する意義もありそうですね。
このレース、一番輝いていたのは、意外とアロンソではないかと思います。
ルノーの実力は心配されていましたけど、逆に中位のチームにアロンソが加入したことで、レースは面白くなりそうですね。
さて、次はお休みなしでマレーシアですね。