坂本「2トップの場合は3バックで対応しろと指示された」
今週のサカマガより。
クゼ監督は就任早々に「4-4-2でやる」と言っていたくらいだし、フォーメーションを固定するタイプなのかと思っていたのですが、トルコでも1トップをテストしているように思ったよりも柔軟性のある監督なのかも知れません。
長身のボスナーを獲ってきたので、てっきり良くある「4バックで真ん中はとにかく弾き返そう」的な発想なのかと思っていたんですけどね(笑)
でも、そういうのは実際に試合になると、ドリブラータイプのFWにどんどんやられちゃったりするんですけど…。
メインは4バックで2トップの時だけ3バックで対応するとなると、ポジションのズレやサイドへの守備のフォローが心配になります。
4バックの場合だとサイドは当然SBが見ることが多くなりますが、4バックから3バックに移行するとSBがセンターに移ることが多く、サイドの守備が疎かになることが結構あるからです。
(SBではなくボランチがDFラインに下がって3バックになる可能性もあります。この場合、今度はサイドの攻撃力に不安が出てきますがこのあたりは起用する選手次第ですね。)
しかし、1トップなら初めからサイドには常時2人を置くことになりますので、SBの1人が中に入ってもある程度対応はしやすいかもしれません。
3-6-1に移行してもサイドの選手と2シャドーの選手が上手く連携をとれば、相手が2枚サイドに強いてきても対応しやすいということです。
もしかしたらそのあたりも含めて、クゼ監督は1トップを試しているのかもしれません。
でも、Jリーグはまだ2トップの方が多いので、もし「“必ず”2トップには3バックで対応せよ」という指示なのであれば(今回はその試合だけの指示だったのかもしれない)、3バックがメインになってしまうはずなんだけどなぁ…。
その方がいちいちズレなくていいわけですからね。