九州学生選抜に4-4-2を試す

 なんか、予想より早く4-4-2に戻したようで。
 フォーメーションはどうでもいいけど、ちょっと心配ではありますよね。




 ただ、冷静に考えてみれば、今のメンバーに4-1-2-3はあっていないのかな?とも思います。
 まず1ボランチ
 鈴木啓太は十分こなせるでしょうけど、阿部は運動量が足りないと思うし(これはオシム監督も指摘していた)、今野や橋本も出来なくはないかもしれないけど、2ボランチの方が向いているのではないでしょうか。
 そう考えると、無理に1ボランチにする必要はない気がします。 




 また、3トップに関してもウイングタイプがあまりいません。
 週末に行われた練習試合でウイングの位置に入ったのは、前田、山岸、播戸、水野、大久保、矢野。
 前田や矢野は明らかにウイングタイプではないし、播戸も外よりも中で活きる選手ではないでしょうか。


 悪い時の甲府は、前の3人が中盤から孤立してしまうことがありました。
 だからオシム監督は運動量豊富に動き回って中にも入っていける選手(山岸や大久保)や、中盤でパスを回すことが出来てチャンスも作れる選手(中村やマリオ・ハース)をウイングに使っていました。


 しかし、この試合でのメンバーを見ると「4-3-3ありきで無理矢理当てはめてみました」といった感じを受けてしまいます。 
 それが一番、怖いんじゃないかと(その点でクゼ監督も怖い部分がある)。





 いろいろ試すのもいいけど、予選までにはある程度軸が出来ていて欲しいですよね。





 …とか書いていたら。


矢野貴章選手「今日は左のMFもやったけど、どのポジションになっても質の高い動きをしなければいけない」
 えええ〜(笑)
 左ウイングより合ってないんじゃないかと思うけど、大丈夫なんでしょうか。
 矢野の前進力を買って、少し低い位置に使おうとしているのかな…。
 

 ちなみに、巻は2本目に出場。
 橋本や憲剛が2本目のFWを褒めていたし、内容は悪くなかったようです。
 得点こそなかったけど、強烈なシュートを放ち、それをGKがはじいて、播戸がゴールなんて形もあったそうで。
 主力組候補である1本目がよくなかったそうだし(FWは大久保と前田)、アピールは出来たのかな。