日本代表、岡田監督の下で初の合宿
一試合で何かが変わるわけではないだろうし、これからでしょう。
今は新監督の下でどういった方向性でもってチームを作っていくかが気になりますね。
ジェフ選手達の動きはかなり良かったようで。
さらに光ったのが水野晃樹と水本裕貴(ともに千葉)のU22日本代表コンビ。水野は同じ右にいる加地とたびたびポジションを交換しながら攻撃チャンスをお膳立て。水本の確実な守りは見る者に安心感を与えた。9年前には、十代だった市川大祐(清水)と小野伸二(浦和)を日本代表に抜擢した岡田監督だけに、若い選手をいきなり主力に据える可能性もある。彼ら2人は早速、いいアピールをしたのではないか。彼らと同じオシムチルドレンの巻誠一郎(千葉)もゴールし、存在感を示していた。
なぜそれをシーズン中(以下自粛)。
シーズンが終って少し休めてコンディションが戻ってきたのかもしれませんが。
今年は連戦で大変でしたし。
以下はコメントを抜粋。
基本はパスを繋ぐサッカーを継承して、それをフォローするのが大木コーチになるということなのでしょうか。
岡田武史監督
「3〜4本目(順天堂大戦)は少し要求を出した。そしたら選手たちがびっくりするくらいその要求をこなしてくれた。やっぱりレベルが高いなと思ったし、非常に満足している」
その要求とはどんなものか?
「説明するのは大変だが、ミスを少なくしたサッカー、パスをつなぐサッカーをするということ。」
(中略)
3本目の前に大木コーチが説明していたが?
「1〜2本目は何も言わなかったが、3本目の前には攻撃の方で、選手間の距離を小さくするようにと指示した」
この当たりはかなり気にありますね。
目差すのはトータルフットボール。
全員で攻めて全員で守るというような話をしたようだが?
「だったかな…。多分そうだと思う。選手たちは一応、静かに聞いてくれた。」
これに関しても、オシム監督が理想としたサッカーと同じですね。
ただ、もちろん違うところもあるようで。
オシム監督なら、思っていてもそんなこといわないよなぁと思う。
岡田監督は「W杯で韓国はベスト4に入っている。それ以上を狙うチームだ。W杯でまわりの国をびっくりさせるような結果や内容を残そう」と、早くも視線を2010年のW杯に定めるアグレッシブな姿勢を選手に植え付けた。
岡田監督は横浜時代から優勝するための具体的な勝点の目標を立てたりしていたので、以前からそういう考え方なんだろうけど(日本人監督に多いですね。そういう発想)、オシム監督はあくまで1戦1戦。具体的な目標を立てずに理想のサッカーを追求して戦っていくタイプです。
この差はたぶん思っているよりも大きいでしょう。
そのうち、目で見てもはっきり違いが出てくるんじゃないでしょうか。
それがいいことなのか、悪いことなのか今はまだわかりません。
でも、協会はそれがいいことだと判断して、選定したってことなんでしょう?
その方向性で協会がいいというのならいいんじゃないでしょうか。
(たぶん、実際にはそんな細かなこと考えてないだろうけどさ。)
最後に。
水野晃樹選手
「今のチームにはオシムさんが使っていた選手が多くいる。そういう選手たちを見ていると、体でいろいろ感じたものがある。その上に岡田さんのサッカーが乗っかっていけばいいと思う」
このあたりは新監督を迎えることになるジェフでも同じことが言えますよね。
播戸竜二選手
「全員で攻めて全員で守るとか、ボールを取られたら切り替えを早くすることとか。オシムさんに学んだことプラスアルファで岡田さんの要求することを出したい。」
オシムサッカーで学んだことを失わず、継続しながらも前に進むことが重要だと思います。
ところで、来年1月にはチリ戦が組まれているのですが。
ビエルサが監督とは(笑)
岡田監督
「チリ代表は最近知ったんですが、元アルゼンチン代表監督のビエルサが監督をされています。彼のスタイルは3バック、3-4-3のプレッシングスタイル、アグレッシブにプレッシャーをかけてくるスタイル。これは変わっていないと聞いていますので、非常にやりがいのある相手だと。」
ビエルサ監督対オシム監督、見たかったなぁ…。