ライコネンがブラジルで優勝、そして初タイトルを獲得!

 いやーーーーーーーーー…。
 すんごいレースでした。
 凄いというかもう信じられない。
 誰かが筋書きを書いているんじゃないかなんて思うくらいだけど、そんじょそこらの脚本家じゃこんな筋書きはかけないでしょう。
 いや、世界中探しても、こんなの書ける脚本家はいないんじゃないですか。


 そんなすごいレース。すごいストーリーでした。
(いつもは我慢してかくしてますが、今回結果を出しちゃいますよ。) 








 今回のレースの何が凄かったかって、タイトル争いをしていたドライバーだけでなく、他の若いドライバーも頑張っていたということ。
 高レベルの4・5位争いを見せたニコ・ロズベルクとクビサ、いつも通り安定しているハイドフェルド、そして予選から大活躍だったマッサ。
 色んなところでレベルの高いレースが見れました。





 佐藤琢磨も頑張りましたね。
 課題だった予選でもデビットソンを上回りましたし、レースでも安定していてマシンポテンシャルでは大きな差がある中嶋一貴を見事に抑えていました(残念ながらあまり画面では写らなかったが中嶋自身もそうコメントしている)。


 その中嶋はどうだったでしょうね。
 レーススピードは良かったのですが、以前からの課題である予選での一発は不発。
 そして、ピットストップではメカニックを轢いてしまうアクシデント。
 こういったアクシデントは珍しくはないですけど、いくらなんでもオーバーランしすぎでしょう。
 とはいえ、初のブラジル、初のF1ということを考えれば、まずまずだったのではないかと思います。
(しかし現トヨタドライバーである片山右京氏のトヨタ防衛にはうんざり。TDPのことを宣伝したり、中嶋のピットでミスにも「初めてのレースだから」って…。前から右京氏のトヨタびいきは気になってたけどさ。)












 それにしたって、やっぱりこのレースの主役は、キミ・ライコネンですね。
 ハミルトンがタイトルのかかる緊張からかミスをしたり、アロンソのタイムが上がらない中、ライコネンは最後まで落ち着いて速さを見せてくれました。
 今までは“速いけど弱いドライバー”だったわけですが、今回はようやく強さを見せてくれました。


 このタイトル獲得を期にこの強さを継続して出せるようになってくれば、ドライバーシートがどう変化しようとも来年も面白いシーズンになるんじゃないでしょうか。











 まぁ、でもホント、今年は色々ありましたね。
 フェラーリのアンダーフロア問題による失速。
 スーパーアグリの躍進と、その後の不調。
 未解決のカスタマーシャーシ問題。
 マクラーレンのスパイ問題。
 ハミルトンとアロンソの確執。
 そして、アロンソの移籍問題(これも継続中だが)。




 レースの方も4つ巴のタイトル争いに下位チームの争いもヒートアップして、非常に面白かったと思います。
 レース中のバトルもたくさん見れた気がしますしね。


 ともかく、ライコネンおめでとう!