北京五輪2次予選 U-22日本代表 - U-22シリア代表

 やっと2トップにしてくれましたね(笑)
 家長はシャドー的な動きでしたけど、基本的には2トップだったと思います。
 その効果かどうかはわかりませんけどチーム全体のバランスがよくなり、やっとシンプルなサッカーができたんじゃないでしょうか。


 前半から両サイドを積極的に使い、家長、水野らがどんどん動き出す、面白いサッカーが展開されていました。
 このサイド攻撃が出来るようになったのが、今までの試合との一番の違いでしょう。
 また、平山と李とのの関係が上手くいっていたこともポイントだと思います。
 それと、コンディションがよくなかったのか、シリアの守備が思ったより良くなかったことも…(笑)


 しかし、攻撃がまだまだワンパターンなこと、前半のいい時間を維持できないこと(疲れもあるんでしょうけど)、中盤の守備に不安があること、ファールを簡単に与えてしまうことなど課題はまだまだたくさんあります。
 特にファールの与えすぎは、今後最終予選などを戦っていく上で心配な要素です。
 主にサイドでファールを取られることが多いのですが、セットプレーでの守備に不安があるこのチームにとっては、致命的にもなりかねません。
 ファールを簡単に与えてしまうことも、セットプレーでの守備が上手くないのも、中盤に守備的な選手が少ないからでしょう。
 それでも2次予選くらいは強固な3DFだけで何とかなりますが、もしオーストラリアあたりと最終予選で当たったりしたら…。




 まぁでも、やっと方向性は見えてきました。
 あまり、贅沢を言うのもよくないでしょう。遠回りばかりしていたので、もう少し早くここまで来れたらなぁと思いますが…(笑)
 この調子で、少しずつ上記の課題を減らしていって欲しいと思います。


 にしても、水本の攻撃参加回数とその精度に驚きました。
 ジェフでボランチをやった効果が、ここに来て表れてきたのかもしれません。
 ワンパターンな緩急のない攻撃を変えれるのは、意外にも水本だったりして…。